今年もカタクリのお花見、その7、尾根道を下る
チチ山分れは標高1760mほどもあるそうですが、稜線上は風もなく日が射しているので、暑いほどです。ホットコーヒーを飲むような気温ではなく、絶景を楽しむだけ楽しんだら、いよいよ下山し始めます。時間は13時5分。
先ほど見えた長い尾根を下るのです。
下山路から笹ヶ峰が見えます。西条の町から見えるのとは全然違う形をしています。
ルートはかなり急です。
今から下山していく尾根が良く見えています。
剣山系はゆったりした尾根が多いのですが、この石鎚山系の尾根は痩せ尾根です。昔よく登った谷川岳の尾根を思い出します。
尾根道の両側にはツツジなどの樹木が見え始めました。去年の花の咲き殻をつけているのも見られます。これは恐らくサラサドウダンの咲き殻でしょう。新芽もついていますね。
特徴のあるアケボノツツジの樹肌も見えてきました。去年、筒上山でたくさんのアケボノツツジとゴヨウツツジを見たので、幹だけでも判別することが出来ます。普通のツツジと違い木に風格がありますね。
花芽をつけたアケボノツツジも見られます。蕾もかなり膨らんでいるので、後一週間か10日もすれば咲きそうです。アケボノツツジを見には来たいけど、この急なのぼりを登るのは嫌だね~・・などと皆で言いました。ところがそんな急登を明らかに一泊か二泊の荷物を担いで登ってくる初老の方々のパーティーに会いました。2時になろうと言うのに、今からどこまで登られるのでしょうか?
13時55分、1470m地点を通過です。その後14時前に大きなブナの生えた場所で一本、入れます。今日見ることの出来たブナの中で一番大きいブナです。
登山道の直ぐ横にタムシバの木がありました。ほんの数輪ですが花も咲き残っています。タムシバは樹高の高いのは10mにもなりますが、この木は比較的低くて、撮影しやすかったのでした。
かなり下ってきたようで、山道の傍らにはショウジョウバカマがあっちにもこっちにも咲いています。
まだ春の来ていない高山から、春がすでに訪れている標高1000m付近に下ってきたようです。
コメント