今年もカタクリのお花見、その6、展望
一の谷越からチチ山分れまでは正に360度遮るもののない大展望でした。
石鎚山系、赤石山系には今まで合わせて10回近く登っていますが、こんな展望は経験したことがありませんでした。
口から出てくる言葉は「すごい!!」とか「わ~!!」とかそんな言葉しか出てこないほど・・。
正面に見えているごつごつした山が伊予富士だそうです。伊予富士は名前はよく聞きますが、今まで登ったことがなく、てっきり富士山のような秀麗な姿を想像していたので、ちょっと面食らいました。山腹を走っているのは瓶が森林道です。この林道を利用すれば石鎚山系の瓶が森(1896m)にほとんど歩かずに登れるという林道です。20年近く前に主人とまだ小さかった子供達とそれを知らずに、瓶が森に麓の西ノ川から5時間がかりで歩いて登って、山小屋のおばさんに驚かれたのも今はいい思い出です。
稜線の笹は膝までもない草丈の低い笹で、歩きやすいです。
標高1700mの稜線にショウジョウバカマが一輪咲いていました。
この後下る予定のチチ山分れから西山方面への尾根が見えてきました。尾根の向こうに見えるのは赤石山系です。
ツナクリ山と西山が良く見えていますが、アケボノツツジはまったくといってよいほど咲いていません。西山はアケボノツツジの群生で有名で、アケボノツツジの時期にはピンクに山肌が染まるそうですが・・。
13時過ぎ、チチ山分れに着きました。コースタイムだと一の谷越~チチ山分れまではたった35分なのですが、展望を楽しむために長い休憩を取ったのです。Nさんの奥さんがチチ山まで行きたいと仰いますが、片道30分ほどでも往復すれば1時間はかかるので、やはりチチ山は断念のようです。
中央のごつごつした山は伊予富士でその右に見えるドーム状の山は見覚えのある筒上山のようです。S君に尋ねたら間違いないとのこと。あのきつかった筒上の登りを思い出します。
カメラを引くと全体が見えてきます。
笹の斜面の直ぐ後方が寒風山、その左に伊予富士、寒風山と伊予富士の間からドーム状の姿を見せている筒上山、そして、寒風山の右に姿を見せているのが瓶が森。石鎚は残念ながら笹の斜面の陰になって見えません。
こちらは逆に冠山、平家平方面になります。稲叢山方面も見えました。
今まで山の名前と姿が一致しなかったのが、これでようやく一致しそうです。
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