« 6月の野山の花、その1、イナモリソウなど | メイン | 6月の野山の花、その3、シュンジュギクなど »

2007-06-28

6月の野山の花、その2、イチヤクソウなど

イチヤクソウは四国の山では比較的良く見る花です。

緑の濃いつやつやとした葉っぱは,秋にもよく目立ち、花茎は4月末頃から上げ始めるのですが、開花までは結構待たされます。

P1120102

イチヤクソウ科イチヤクソウ属。全草を乾かし薬用とすることからこの名があります。薬用にもいいでしょうが、見た目にもなかなか愛らしい花です。

低山では見かけることはないようで、ある程度標高のある場所で見ることが多いように思いますが、徳島では標高500ぐらいで見たこともあります。

P1120070itiyakusoumakuro_bi 大抵は薄暗い樹林の中で咲いているので、マクロ画像が撮りにくいのですが、このときは光線の具合で何とか撮影できました。

長く飛び出て湾曲しているのが雌しべだそうです。

P1120065 イチヤクソウの葉っぱです。つやつやとした綺麗な葉っぱですね。

P1120108 こちらはピンぼけですが,ウメガサソウです。

同じイチヤクソウ科でウメガサソウ属になります。イチヤクソウが草丈20センチほどあるのに対してウメガサソウはわずか10センチあまりです。小さい花で、しかも薄暗いところに生えるので撮影しにくいと言ったらありません。

やはりイチヤクソウ科の仲間のギンリョウソウもたくさん見かけましたが、薄暗かったのですべてピンぼけばかりでした。

コメント

keitannさんへ
イチヤクソウは花茎を伸ばし始めて、つぼみが付くまでがすごく長いのに、花が咲いたらあっという間に終わってしまいます。ですから葉っぱやつぼみはよく見かけるのに、花のキレイなものになかなか出会えません。おまけに梅雨時期に咲くから余計です。今年もとうとう花には出会えませんでした。

ルンバルンバさん、こんにちは。
イチヤクソウやそれからヤマサギソウなども花が咲くまでが長いですよね。
私も去年は何度も山に通いました。
でも、ブログを始めたおかげで、いつ頃何が咲くというのが記録として残っているので、今年は一発でしたよ。
イチヤクソウは他の花に比べると,間だ車で近くまで行けるので,楽なんです。これが歩きが1時間でも入ると、半日で行って来れないので,ちょっと難しくなります。ルンバルンバさんはお休みが週末だけでしょうから、ほんとに花との対面も難しいだろうとお察ししますよ。
そういう私も,ユキワリソウはとうとう今年も出会えずじまいになりそうです。

こんにちは。
私は今年初めてギンリョウソウに出会えて、それがイチヤクソウ科だということを知りました。でもそのイチヤクソウにはまだお目にかかれていません。とても同じ科だとは思えませんね。

多摩NTの住人様、こんにちは。
ギンリョウソウを初めてご覧になりましたか?山を歩いていると以外と良く出会う花なんですよ。
イチヤクソウのほうはそうしょっちゅう出会うわけではないですが、それでも年に一回は見ています。同じ科なのに、イチヤクソウやウメガサソウは可憐で,ギンリョウソウは綺麗とは言えないですね。
でも、自生している場所はどちらも同じような場所です。
実は昨日の山歩きでもイチヤクソウが綺麗に咲いていましたが、薄暗い樹林で,とても撮影できそうではなかったので、諦めました。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ