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2007-06-10

銅山越へアカモノのお花見に、その1

6月9日は,当初は愛媛のNさんご夫妻と稲叢山にオオヤマレンゲを見に行く予定でした。

高校時代からの友人Hさんも同行することになり、9日7時に西条で集合ということまで決まっていたのでした。

ところが、前夜の8日夜、思いもかけない雷雨となったのです。午後9時過ぎに愛媛のNさんから携帯にメールが入りました。遠く離れた中予でも、雷雨がひどいとかで、翌日の山行をどうするかの相談のメールでした。慌てて予報を見てみると、上空に寒気が入っているために、9日は天候不安定で雷雨の恐れがあるとのこと。雨だけならどうということはないのですが、山では雷はやはり怖いですから、慎重を期して中止ということに決めました。

中止決定のメールを今度は高校時代の友人のHさんに出したら「もうすっかり行くつもりで,リュックに荷物を詰めたところ」とのことです。後で聞いたら、彼女のご主人は大学時代はワンゲルだった人で「このくらいの天気なら、山ぐらいは行けるだろう」と言ったとかなんとか(^。^;)彼女とは同じ市内なので、翌朝の天気を見てまずまずなら、予定変更で銅山越ぐらいなら行けるかも知れないから一応そのつもりでいて欲しいとメールを打って,8日夜は就寝しました。

P1110166

上画像は、結局,昨日無事見ることの出来たアカモノです。今までで見た中で一番見事でした。

9日朝、5時50分ぐらいに起きて、まず外を見てみました。雨は止んでいます。前夜遅くまでごろごろなっていた雷もさすがにおさまっています。6時頃にHさんに行くか行かないかのメールを出すと言ってあったので、これなら大丈夫と思い「決行」の携帯メールを出しました。折り返し返事が来て「雷雨注意報が出てるけど?」とのこと。慌てて、CATVの天気専門チャンネルをかけました。天気図を見てみると朝鮮半島の上辺りに高気圧があります。梅雨前線はかなり下の方にあります。天候は回復基調とと判断し、最悪の場合はドライブ&温泉(Hさんは温泉好き(^。^;))でと思い、6時50分に最寄の高速インターそばのスーパー駐車場で集合の旨をメールしました。

銅山越の登山口,日浦までは我が家からでも1時間半もあれば行ける場所だし、登りのコースタイムも2時間半もあれば十分なので楽勝です。Hさんの荷物を私の軽に積んだら出発です。高速に乗る前に電光掲示板に「善通寺~三島・川之江インター、大雨のため50km規制」というのが見えたのがちょっと気がかりでしたが・・・。でも逆に考えれば、川之江以東は大丈夫ということです。

県境付近までは雨も降っておらずスイスイと走ります。道はもちろんガラガラです。ところが県境付近から雨になってきました。「はは~、このことか」と思いました。登山口の日浦への所要時間は新居浜インターで下りても川之江で下りても,時間的には変わりません。ここは一旦、川之江で下りて、法皇山脈の裏側に出てみようと思いました。山を越えると天気が変わるというのは良くあることですから。ついでにコンビニでお昼ご飯も調達しないといけません。ここから先は山道で、コンビニは一軒もありません。

コンビニ駐車場からコンビニ入り口までの往復までの7,8mが、ものすごい土砂降りで傘を差さないと行けないほどでした。友人は「これで登るなんて大丈夫?」と心配しましたが、こんな大雨は局地的な雨でそう長く続くはずはありません。いつも通り、新しいバイパスを突き当たって左折して法皇トンネル方向へと進みます・・・・いや、進んでいるつもりでした。ところが周囲の様子が何かおかしい・・・いつもの道と違います。車を停めて2月から使っているauの携帯のナビ機能を使います。私の携帯にはGPSがついているので助手席ナビというのが使えるのです(一ヶ月300円也ですが)別子ライン沿いに近い「ゆらぎの森」の電話番号を入力して携帯にナビをさせます。おかげで無事に目指す道に出ました。どうやらバイパスが新しく西方面に500mほど伸びていて、今までは突き当たりを左折すれば良かったのが、その手前を左折するようになったようです。何しろものすごい土砂降りだったので、標識も見落としてしまったようです。

法皇トンネルまで10分ほど走るとすでに雨は小降りになりました。トンネルを抜けるとほとんど降っていなくて、金砂湖のほとりを走る頃には青空が見え始めました。隣にすわっている友人は「嘘みたいやね~」と驚いています。友人の携帯に徳島から「雨なのに山登り?」という携帯メールが入りました。彼女の知り合いが徳島にツーリングで来ているとかで徳島も大雨らしく、愛媛の青空が信じられないとのこと・・。

P1110114 途中,エゴの花が綺麗に咲いていたので,車を停めて撮影です。大きなエゴの木の花が満開ですが、すぐ近くにまだ樹高三mほどの小さ目の木があって、何とかマクロで撮れそうです。自生のエゴノキはどれも大きいのでこんなに近づけるチャンスは滅多にありません。

Hさんは今日はもとワンゲルのご主人に(今は全然登ってないらしいですが)ご主人のデジ一眼を持って行けと言われたそうでなんと一丁前にデジ一眼で撮影です。(私と彼女とは高校からのバレー部仲間で気がおけない付き合いなので,こんなことを書いても大丈夫なのです)コンパクトデジカメですらあまり撮影してないのに大丈夫かいな?と私が突っ込みますが・・・。とにかく「マクロ」で「オート」にしてシャッターを押すとだけ聞いて来たとか・・・。しかし、私と同じ○眼なのに、メガネもなくてピントが合うのか??

P1110112 すぐ近くの大きい木のほうは相変わらずこんな具合で、上を見上げての撮影のみです。それにしてもびっしりと花をつけて,見事でした。この画像は容量の関係でトリミングしてありますけどね。

P1110125 近くにはこんな実をつけた木が・・・。そうそう、これは確かキブシの実だったはず。

P1110122 法皇山系の南側山麓を走る別子ラインは別名あじさい街道とも言うぐらいでアジサイが車道沿いに途切れることなく植わっています。まだ花期には少し早いようで,ブルーに色づいた株は少なかったですがそれでも中には見事な青い花を咲かせている株も・・・しかし、園芸種よりも野では野の花を愛でる私は、こんな山アジサイの蕾を撮影しました。山アジサイも見頃はまだ半月後ぐらいでしょうか。

P1110273 こちらは6月の山ではお馴染みのマタタビです。マタタビもこの前の山道ドライブでは全然気付きませんでしたが、葉を白く染めているのが昨日はあちこちで目に付きましたね。

この画像は帰りに撮影したものですが、枝にはたくさんの花の蕾がついているのがおわかりでしょうか。花も綺麗なんですよ。帰りには我が家の猫達に1枝だけお土産にいただいてきました。

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