花と雪渓の北アルプスへ、その14、下山
↑画像は本来は歩く予定だった笠ヶ岳方面への稜線です。肉眼で見ても、稜線にはかなり雪渓が残っているようで、やはりコースを双六岳に変更して良かったと思いました。ちょっとしたピークらしきものが見えてますが大ノマ岳でしょうかね。
さて、鏡平からの下りは秩父沢の雪渓さえなければ、後はどうということのない下りです。そして、秩父沢には私たちが下る日に橋がかかる予定だとドクターが仰ってました。橋がすでにかかっていれば、大幅な時間短縮です。
1日目に目にしながらも、時間がなくて撮影できなかったミゾホオズキがたくさん咲いています。四国の剣山などでも見かける花ですが、四国のものより大型で色が鮮やかなように思います。
少し咲き進んだので、花色がピンクがかってきたキヌガサソウ。一日目はすでにこの辺りでKさんの体調が悪くて、ゆっくりと見ることができなかったのでした。
シシウドヶ原に向かうトラバース道にはアカモノも咲いていました。登るときには気づかなかったです。
足元にたくさん咲いているミヤマキンポウゲの花。この頃、雨が少し降り始めたので、折りたたみ傘を差して下ります。私たちはストックを持たずに歩きますので、少しぐらいの雨は傘でしのぎます。連休前日とあって、下から次々と登山者の方たちが上がってきます。しかし、ゴアの雨具を着ての登りは相当暑いでしょうね。1日目の私たちは雨具なしでも汗だくになったのですから・・。
シシウドヶ原まで下ってきました。登りの時より、視界が利きます。あの時は雪渓がぼんやりとしか見えませんでした。
ここからの下りはもちろん楽々ルートを取ります。
やはり、登りでは時間がなくて横目で花を見ながら通り過ぎたエンレイソウ。四国ににも咲いているからと自分に言い聞かせながら・・・。こうして同じルートを下ることになったので、撮影できました。
花は終盤でそろそろ実になり始めてますね。
樹木の小さな花、ヒョウタンボクです。四国の東赤石山でも6月末に見たばかりです。
喘息の薬になるというズダヤクシュ。園芸種のティアレアなどはこの仲間なのだそうです。自生のズダヤクシュはとても地味な花です。四国の剣山でも見かけます。
地図に水場とかかれている、秩父小沢通過です。私はここで顔を洗って、ペットボトルに水を汲みました。とても美味しい水ですよ。
秩父小沢の近くでひっそりと咲いているカラマツソウ。雨が降っているので残念ながら、あの花火みたいな形の花が見られません。
登りでは橋がかかってなくて、高巻きして渡った秩父沢には、橋がかかったばかりでした。
橋をかけた後、対岸で休憩していたのは見覚えのある鏡平の小屋の方たちでした。
20日を過ぎると本格的な夏山シーズンですから、たくさんの人たちが登ってくるので、その準備で山小屋の人たちも大変ですね。
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