カワラナデシコ
北アルプスから帰ってきて2日目に、借りていたピッケル(後輩用に借りました)をお返しするために、山友達のTさんに会うことになりました。このときはまだ梅雨明けもしていなくて、お天気がどうだかわからなかったので、山とは関係のない場所でお会いする約束になっていたのですが、その日は朝からどんどん天気が良くなって、9時過ぎには青空が広がってきました。
そうなると、俄かに山が恋しくなって、Tさんに「山、行きましょか?」と連絡すると、Tさんも「会った後で、山に行くつもりだった」とか・・。というわけで、即、山方面に向かって走り出したのでした。
山の中の車道をクルマで走っていると、Tさんが何かピンクの花が咲いていたと言います。
とまってみると、咲いていたのはカワラナデシコの花。確かカワラナデシコは、秋の七草の一つだったはず。まだ梅雨明けしたばかりだというのに、もう咲いているんですね。
花期は7月~10月となっていますが、私自身は今まで名実ともに秋に入った9月や10月にばかリ見ていたので、今までは文字通り秋の花だと思っていたのですが・・。
そして、今まで知らなかったのですが、ヤマトナデシコというのはこのカワラナデシコのことを指すのだそうですよ。
画像下方にこれもピンクの小花が咲いているのはコマツナギです。
コマツナギはマメ科の小低木で駒(馬のこと)を繋いでも大丈夫なほど茎が硬くて丈夫なことからその名があるようです。
花だけを見ているととてもそんな封には見えないような優しいピンクの花です。
実は我が家の畑にも数年前から咲き始めるようになって、今年はあちこちからびっくりするほど芽を出したのですが、かなり抜いてしまいました。というのもこのツユクサ見かけによらず、実に強い花で、茎が折れ曲がって地に付いたところから、再び根を出して茂っています。
そんなわけで、我が家ではまだツユクサの初花を見ていませんが、山ではやはり早いようです。どちらかというと夏の終わりや初秋に目立つ花ですね。
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