07年、キレンゲショウマ、剣山にて、その6
ナンゴククガイソウは紀伊半島、四国、九州にのみ分布するもので、どこが違うかというと、花軸に毛がないことだそうです。その他、輪生した葉っぱがクガイソウに比べると葉の幅が広いとか・・。
北アルプス新穂高近くでもクガイソウが咲いていたのですが、時間がなかったので撮影できなくて、両者を見比べなかったのが残念です。このナンゴククガイソウですが、5年程前は剣山の尾根道でもよく見られたのに、今回は見ることが出来ませんでした。これも鹿の食害でしょうか、なんとも残念です。
やはりヒュッテの周囲に咲き乱れているシコクフウロ。保護しているせいか草丈が高く繁っていて見事です。
一ノ森ヒュッテの様子です。先ほどキレンゲショウマの自生地付近ですれ違った10人ほどのパーティーの人たちがすでに休憩中です。10代ぐらいの方もいれば70代ぐらいの方もいて不思議なパーティーでした。もしかしたら一族郎党でキレンゲショウマ見物に来ていたのかも・・。
ヒュッテの管理人さんらしい方が出てこられたので、少しお話しました。管理人さんが小屋の温度計を見てくださったのですが、午後一時というのに気温は23℃、ベンチで座っていると風がとても気持ちよいです。ヒュッテはお盆でも宿泊者が少なかったそうですが、辺りはとても良いところで、穴場ではないでしょうか。
ヒュッテから少しいったところから槍戸山方面を望んでみました。笹原と白骨の木の向こうに、気持ちよい山々が見えて、心底の~~んびりします。
10人ほどのパーティーの方たちが出発したら、Tさんと私だけになって、辺りは静かなものです。少しお腹が空いたので、行動食のバナナやTさんが持参した焼き豚などを分け合って食べます。山に来ると何もかも美味しくて、よく歩いても痩せないのですよね、これが。
下りはリフト利用なので急ぎはしませんが、途中で汗を流したいものですから、その時間をみておかないと・・。
ヒュッテの方に勧められたコースで、ちょっと大回りですが、一ノ森の三角点方向に登ります。今まで見えなかった剣山とジロウギュウが見えてきました。
ホソバノヤマハハコです。こんなに綺麗なのははじめて見るかも・・。いつもは秋が深まってから見ているように思います。
一ノ森山頂は、登山道からほんの30mほど行ったところですが、もう何度も登っているのでパスしました。そのまま尾根道を下り始めます。後ろを振り返ると画像のように山頂が見えています。長い棒のようなものが立っているのが山頂です。
青空がまた広がってきて、いかにも夏山という雰囲気です。
尾根道から少し入った見晴らしの良い場所でご夫婦連れが休憩しています。こんな場所で休憩するのも、眺めが良くて気持ちが良いでしょうね~。ご夫婦の上方に見えているのが剣山です。
コモノギクがちらほらと咲いています。そうそうこの一ノ森付近はコモノギクが多いのでした。三重県菰野町に由来する花名だそうです。こんな字を書くのですね。
青空に淡い紫色が映えます。平地で見かけるヨメナよりも花が大きくて力強い雰囲気です。
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