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2007-08-21

07年、キレンゲショウマ、剣山にて、その7

一ノ森から剣山へと尾根道を歩くと、途中で二ノ森、三ノ森を通過します。

一旦下ってから、再び登り返すので、少し億劫ですが、たいした登りではありません。

P1140340

↑画像は一ノ森と二ノ森との間の鞍部になっている場所です。白い看板が立っていますが、尾根道と行場方面への巻き道との分岐を示す道標です。道標の後方が二ノ森で、ここから15分ほどの登り返しでしょうか。付近はナンゴクミネカエデやアカカンバ、シコクシラベなどが繁る森になっています。

P1140342 二ノ森ピークから、また少しだけ下ります。途中で、黄色い花が咲いていました。ミヤマアキノキリンソウです。低山で咲くアキノキリンソウに比べると草丈が低く5センチ~10センチ程度で可愛いです。画像の株は大きいほうの株ですね。

P1140344 三ノ森へと、また少し登り返したら、あとは剣山までは1登りです。

鞍部でTさんに写真を撮ってもらいました。

P1140349 クモの巣に水滴がついて綺麗です。

P1140352 登山道のわきにはイブキトラノオが咲いています。後方に見えるのが山頂方面ですが、剣山は名前に似合わず、なだらかな山です。

P1140354 三ノ森から剣山への道を歩くTさん。

P1140358 14時10分、山頂ヒュッテそばのデッキに着きました。ここから山頂までは木道を歩いて2,3分なのですが、もう何度も山頂には来ているし、少しガスってきたので、剣山頂もパスします。

デッキの上で横になると、体の上を心地よい風が吹き抜けて最高に気持ちよいです。

↑画像の隅に映っているのがデッキの端っこですが、デッキ上はかなり広くて50人ほどが休憩できます。眼下に見えるのは歩いてきた二ノ森方面ですね。時間がたっぷりあれば、一時間でもこうしてお昼寝したいところですが、何しろ見ノ越から2時間半の運転がありますので、そうもしておれません。

P1140359出発する前に 山頂方面を望遠で撮影します。剣山は深田100名山に入っているので、いつもかなりの人がいるのですが、この日は団体さんがいなかったので、山頂にも人影があまりないようでした。

14時25分、下り始めます。

本格的に下り始める前にP1140365 山頂ヒュッテ前のお花畑を見てみました。

ネットを張っているので、シシウドやクガイソウが綺麗なお花畑を作っています。4年程前までは剣山のあちこちでこんな風景が見られたのですが・・。

P1140374kudari_miti 神社でお参りした後、こんな道を下ります。鳥居が見えていますね。

15時6分、西島駅まで下ってきました。15時を過ぎているというのに、サンダル履きのような格好で山頂目指して登ってくる人たちを途中で何組も見かけました。リフトで登れる山なので、ドライブがてらに登ってくる人が多いのです。西島からはリフト利用で見ノ越し着は15時25分。

P1140393

見ノ越し付近で、朝、ハガクレツリフネを見かけたので、忘れずに撮影します。本州ではあまり見られない花のようですが、派手なツリフネソウよりこのハガクレツリフネのほうが私は好みですいつ見ても面白い花ですね。

P1140403

見ノ越から車で10分ほどの夫婦池のほとりにあるラフォーレ剣山でお風呂に入らせてもらい汗を流します。去年は営業していませんでしたが、リニューアルオープンしたようです。

こじんまりとしていますがこざっぱりして気持ちの良い宿です。お風呂も小さいですが、他の入浴客がいないのでいつものんびりとできるので、夏の剣山に登ったときは立ち寄ることにしています。

汗を流して、外に出ると、さすがに標高1300ですから吹く風も涼しく秋の気配が漂っています。近くには早くもゲンノショウコが紅白で咲いていました。

毎年、たまには他の山にキレンゲショウマを見に行こうと思いながらも、やはりこの季節には剣山に足が向きますね。

帰宅は7時を回ってしまいましたが、リフトを利用したおかげで、疲れもなく、何より、真昼でも気温23度という剣山は36度以上の猛暑を記録したという下界とは別天地で、しばらくは山の涼しさが恋しくて困りました(^。^;)

コメント

keitannさん、こんにちは。
keitannさんは「夏女」ですか、とってもパワフルですね。ずっとどこでコメントを残していいものやら迷っていました(笑)。
剣山はさすがに花の多い山ですね。キレンゲショウマもずいぶん減ったと聞きましたが、よく咲いていますね。
keitannさんの山行記をずっと拝見していたら、ますます四国の山に行きたくなりました。

ルンバルンバさん、こんにちは。
特に夏が空きというわけではありませんが、夏ばてするというタイプでもないですね。うちは、昔の家なので、夏の間も冷房はほとんど入れないので、あまり体調を崩さずに済むのかも・・。もっとも、冬も暖房を入れないので、要するに・・・自然任せですね。
パワフルとかエネルギッシュとか、そういう類のことはよく言われますが、特に運動神経が良いわけではなく、この年になっても足も腰も痛くないのだけが取り得といえば取り得かな?
剣山は標高2000M弱の山にしてはずいぶんと花の種類が多いと思います。ここでしか見られないという花もあります。キレンゲショウマも石鎚山系などであまり人に知られてない自生地があるのですが、剣山ですとそれほど歩けない人でも楽に綺麗な花を見られるし、親切な看板なども多いので、よそからいらっしゃる方には良いと思いますよ。
ルンバルンバさんも、そのうち一度、いらっしゃってください。

おはようございます。
このような話しを聞くと
無性に行ってみたくなりますが
山散歩はできても登りはなかなか難しそうですね。
ハガクレツリフネおもしろい花ですね。
自身の葉っぱで日よけもしているみたいだし。ちょっとお嬢さんかなぁ。

あすかちちさん、こんにちは。
私の野草友達の方も、野草散策をしているうちに、段々、高山にも登るようななったという人がいます。
低山も高山も、元をただせば歩くという行為の延長です。ただ、地図を読む力や、気象についての基本的な知識があれば、もっと良いですけど・・。周囲に山に登られる方がいて、連れて行ってもらえると一番ですね。
ハガクレツリフネは四国、九州のみに自生するようです。逆に赤い花が咲くツリフネソウは四国ではほとんど見られません。
4年程前、息子が神戸で学生をしていたので、ドライブがてらに行って、比叡山間でドライブして、境内で初めてツリフネソウを見て、派手な花色に驚きましたよ。

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