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2007-08-07

オコヤトコ~牛の背、その3、ルートファインディング

林道は沢の左岸についていますが、渡り終わった右岸には昔からの山道がついています。沢の名前は谷道川というらしく、これが下流で祖谷側に合流し、もっと下流で吉野川に流れ込みます。

この細い山道を沢に沿って北北東に歩くと古味という集落に出るようです。いまから登る尾根筋はこの道を横切って登っていきます。尾根道への入り口と思われるところに赤いリボンがぶら下がっていました。

しかし、赤テープの類はほとんどなくて、代わりに、道の横に一升瓶や茶碗の欠片などが置かれています。どうやらこのルートには赤布の代わりにこういう生活雑器が置かれているようです。

茶碗やお皿、一升瓶などに導かれて杉林の中の道を歩きます。ルートは尾根に向かって一旦東に伸びているようです。

P1130646

杉林の中に赤い花が見えます。最初はユリかなと思いましたが、近づくとユリではなく、ヒオウギです。といっても私はヒオウギを見るのは初めてなのです。集落があったようなので、シャガのように人家近くに植えられていた名残かも知れません。帰宅してから調べると山野に自生しているそうなので、自生のものかな~と考え直しました。草丈は思いのほか高く1mぐらいもあります。

P1130649 全体像です。葉っぱが形が良いですね。

この種子は真っ黒でヌバタマといわれるものです。

山道にはこんな風にところどころで、杉の倒木があって、迂回したり、またいだりしながら進みます。

Kさんにトップを歩くように言われて、私がトップを行くことになりました。

9時10分頃、小休止を取ります。Hさんは大柄な人で汗かきなので、時々水分補給をしないとだめだそうです。Hさんが座り込んでお茶を飲み始めたし、歩き始めから1時間半経っています。先ほど橋で渡った谷道川に流れ込んでいるオコヤトコ沢に一番近いところにいると思われます。そろそろ、この辺りから尾根道に入るはずです。

P1130650 辺りはこんな杉林が広がっています。

ルートはそれほどはっきりしているわけではないですが、まずまず踏まれた道です。

再び歩き始めます。そろそろ尾根道に入る頃ですが、道はずっと沢沿いに巻いていきます。この頃はまだ50m上方に尾根が見えていました。

P1130651 10時半ごろ、相変わらず道は沢沿いを巻いています。辺りにはシャクナゲの木が見られるようになってきました。Kさんが「高度が稼げてない、まだ1100mぐらい」と言います。オコヤトコの橋の辺りで900弱でしたから、まだ200mしか登ってないのです。沢沿いに、あまり傾斜のない道を歩いているだけですから、無理ありません。地図を何度も見てみます。ますます、沢に近づいてきました。途中、土の露出した場所を5mほどトラバースする個所もあったり、段々、踏み跡も頼りなくなってきました。変です。上を見ると、尾根は全然見えず、しかも傾斜がめちゃくちゃ急です。尾根までの等高線が一番混み合っている場所にいるようです。いい加減で尾根に突き上げなければ、いつまでも沢筋を歩いていたら沢の水量が多いので、予測がつきません。

樹林が混み合ってない登りやすい場所を尾根を目指して直登することにしました。幸い天気が良いので目指す山頂方向が見えます。50mほどを木につかまったり、石の上を歩いたりして登ると、踏み跡らしきものに出ました。傾斜がきつい斜面なので、ちゃんとジグザグにきってある道です。

P1130652

↑画像がそのジグザグ道ですが、撮影は11時4分になっています。

これを登り始めたら、たちまち高度を稼げるようになり、やがて、尾根に出ました。

尾根に出てから上を見ると、赤い杭の立っているのが見えます。結局、いつのまにか尾根道に入れそびれて、沢道を辿っていたわけです。

この跡はまた一升瓶の道案内も復活して、赤い杭もところどころにあるので、それを目安に進みます。また尾根を境に東は植林、西側は自然林になっているので、それを目安に進んでも良いみたいです。

P1130653_2 どこが尾根やらわからないようなのっぺりした尾根なので、踏み跡があちこちにあって、トップを行くのも大変です。

P1130654 何か動物の糞が落ちています。Kさんの話ではカモシカの糞とのこと。この辺りは自然がまだまだ残っていて、動物の気配も濃厚です。熊だけには遭いたくないな~と思いながらら進みます。

また、後方でお茶休憩をしていたHさんが「鹿がいた」と言います。

その言葉から5分も経たない間に10mほど前方を鹿が走っていきました。山歩き中に鹿に遭遇したのは学生時代の丹沢以来でしょうかね。やがて、尾根の傾斜がきつくなり、その先には青空が見えてきました。そろそろ1486mの小ピークかも知れません。Hさんはまたまたお茶を飲んでいるようなので、私とKさんは小ピークまで先に登ります。そこまで登れば展望がありそうな感じだったのです。

かなりきつい勾配の傾斜を登り終わると、草原になっています。11時35分、1486ピークと思われる地点に到達しました。

P1130655 イブキトラノオが草原に2,3本咲いています、久々に見る花です、何しろ樹林帯なので、花はほとんど咲いてません。

P1130658 約1年ぶりのシコクフウロにも会えました。

コメント

keitannさん、おはようございます。
スミマセン、全部読んだのですが
Hさんのお茶休憩だけが
頭に残ってしまいました。
会社にもいるな、水を主食にしている人が・・・。

あすかちちさん、こんにちは。
山登りの記録は慣れてない人にはわかりにくいでしょうね。結構、専門的な言葉も出てきますし・・。
ルートがはっきりしている山ならいいのですが、今回のようにはっきりしないコースは、自分の記録の意味合いを兼ねて、書いています。こうすることで、コースをよりいっそう頭に刻むことが出来るからです。
お茶休憩・・・会社にもそんな方がいますか?この日のHさん、なんとお茶を4リットル持参していたんですよ。(私も2リットル近かったですが・・・(^。^;))

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