« 初めての寒風山、その5、アサマリンドウ | メイン | 初めての寒風山、その7、下山 »

2007-09-10

初めての寒風山、その6、展望

平日とあって、山頂は誰もいません。花を撮影しながらののんびりペースで、3組ぐらいの方に追い抜かれたのですが、神戸からのご夫婦は先を急ぐのか下っていかれたし、単独の男性ともう1組のご夫婦はどうやら笹ヶ峰方面に縦走されたようで、山頂には姿がありませんでした。笹ヶ峰方面はガスのために残念ながら、見えません。

さて、まずはお昼にします。Kさんがフリーズドライのお味噌汁を3人前、持参してくれていて、私はナスのお味噌汁をいただきました。Tさんからはすでに焼いてある目刺しが回ってきました。私はデザートの抹茶プリンを回します。小さなクーラーバッグに凍らせたアルミパウチのスポーツドリンクと入れてあったので、ばっちり冷えています。

女性ばかりで行くと、それぞれがいろいろな食料を持参してくるので、食事はなかなかリッチです。この日もすでに水分を1リットル近く摂っていたので、大きなおにぎりは食べられませんでした。食べていると、急に日差しが出てきて、暑くなりました。上を見ると青空がさっきより広がっています。Tさんが立ち上がって笹ヶ峰方面を見にいったと思ったら「きゃ~」と叫ぶのです。どうしたのかと思ったら「笹ヶ峰が見えてる~」と・・。

Photo_2 

パノラマ画像作成のソフトを持ってないので、ペイント機能を使って二枚の画像を繋げてみました。画像向かって一番左が笹ヶ峰、直ぐ右手がちち山、なだらかな稜線を右に進んで山頂が尖っているのが冠山、冠山の右後方に見えているのが平家平となります。冠山少し手前に一の谷越がありそこからチチ山手前までは春にカタクリを見にきたついでに歩いた個所です。歩いているときは結構アップダウンがあるような気がしていましたが、こうして見た分にはなだらかな稜線ですね。

手前に見えている笹ヶ峰まではここ寒風山から1時間20分ほどらしいです。笹ヶ峰は中学1年のときに母校の中学から集団登山で連れて行ってもらった、私の人生で初めての高山でした。記念すべき山で、山歩き復活した6年前からもすでに4度ほどは登っているでしょうか。

P1150060 笹ヶ峰を眺めるTさん。

小柄な体からは想像もできませんが四国と本州の山を数々と登られています。

P1150065 南を振り返って見れば、伊予富士方面が」ガスの向こうに見えています。

丁度、桑瀬峠の下辺りからどんどんガスが湧きあがり、久しぶりにダイナミックな山の光景を眺められて、わくわくしました。

画像中央のぼこぼこした山が伊予富士ですが、ガスがなければ右手にドーム型の筒上山なども見えるはず。

P1150068 数分後には先ほどまで見えていた伊予富士があっという間にガスで見えなくなりました。

しかし、普通なら午前中は晴れて午後からはガスが出るというのが山の天気ですが、この日は逆に午後からガスが晴れてきたのは、台風が遠ざかっていったせいでしょうね。これが登りの時から晴れていたら、暑くて大変でした。

P1150071 伊予富士方面を眺めるKさん。半年振りの高山歩きだったようですが、展望が良くてラッキーでした。

P1150077 山頂になぜか一匹のバッタ・・。

こんな標高の高いところでも生息するものですね。

P1150081 見下ろせば高知方面が見えます。中央の道はR194です。

P1150081_2 中央部分に見えているのは青い屋根の建物で、もしかして木の香温泉?Tさんは木の香温泉はもっと遠くじゃないのかな?と言いますが、帰って調べるとやはり木の香温泉のようです。

稲叢山にオオヤマレンゲを見に行った帰りに汗を流した温泉です。この画面に見えている眺めはすべて高知県側になります。

P1150067 逆に愛媛県側はガスにすっぽりと覆われています。

石鎚山系 や法皇山系はたいていこんな風に高知側は晴れていても、海のある愛媛側はガスっていることが多いです。

おなかもいっぱいになったので、時間はたっぷりあるのですが、そろそろ下山することにします。何しろ、日陰がないので、晴れてくると日焼けも怖いですしね・・。

コメント

keitannさん、こんばんは。
剣山に登ったときに、四国の山また山の風景に圧倒されましたが、寒風山からの風景も同じように山また山ですね。中国地方ではなかなかお目にかかれない光景です。
アサマリンドウといえば北アルプスなどで咲く花かと思っていたら四国にもあるのですね。四国にはアルプスの高所で咲くような花が意外と咲いているのでkeitannさんの記事を見るたびに驚きます。
もっと近くて安く行ければ四国は何度でも訪れたいです。

ルンバルンバさん、おはようございます。
剣山にも登られているんですね。あの辺りも周囲どこを見ても山ですよね。
そして、この石鎚山系もやはり南、西、東見ると山ばかりです。わずかに北方面が瀬戸内海になるのでこちらだけは山が少ないはずですが、その北方面がガスがかかってましたからね~。
一応、全国各地の山なみを見ているのですが、四国の重畳たる山なみ以上のものは見ていません。
中国地方の山はほんとに老齢期の山と言う感じで角が取れていて、山というよりも高原という感じがぴったりです。
アサマリンドウは標高1000mの香川の山にもいっぱい咲きますし、四国ではリンドウといえばアサマリンドウが一番目にします。
ツガザクラやアカモノは本州の高山よりも見事ですしツツジ類の種類の多さと綺麗さも他では見られないと思います。
山口からはほんとに近いとはいえなくて、残念ですがせめて年に一度ぐらいはいらしてくださいね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ