紅葉の東赤石山その5、アサマリンドウに心和む
沢の上では早くも木々が色付き始めています。国土地理院の二万五千図にはこの沢の表示がないので、はっきりとした標高がわかりませんが、恐らく標高1100mぐらいではないかと思います。沢付近は気温が低いので、ほとりの木々だけが一足先に紅葉を始めているのでしょうね。
沢付近の岩にはスダレギボウシでしょうか、丁度葉っぱが黄色くなっていて綺麗です。7月、8月に来ると、花が見頃です。
何の木でしょうか。葉っぱが手近で見られなかったので、よくわからなかったですが、黄色く染まっています。
普通は杉林の中というと、目立った花も咲かずに退屈なことが多いですが、ここは朝日が差し込むので、割合明るくて、アサマリンドウがずっと咲いています。
道端の苔もいい感じでしょう?
ツルリンドウの赤い実もいたるところで見られます。この辺りは全行程の中で一番長丁場で退屈する場所ですが、アサマリンドウの花とツルリンドウの実が途切れることなく見られるので、ずいぶんと心が和みました。一人でも全然退屈することがないですね。
苔の中にアサマリンドウが咲いていて、いい雰囲気だったので、ここで一休みします。
先ほどの休憩から約1時間歩いていて、時刻は10時25分です。ここで、お腹がちょっと空いたので、おむすびを一つ食べます。しかし、夏と違って気温が低く汗もさほどかかないので、のどの渇きは全然覚えません。
山と高原地図を広げて、現在地の確認をします。そろそろ分岐後二回目の渡渉点についてもいい頃だと思うのですが・・。
10分後の10時35分に歩き始めます。すると3分も歩かないうちに見覚えのある渡渉点に着きました。といってもほんの小さな沢です。夏にはヤマアジサイが綺麗に咲いていた場所ですが、今はヤマブドウの葉っぱが黄色く染まっていました。
10時37分、二回目の渡渉点通過です。ここからは再び自然林の中を歩きます。
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