2007年野山の花ベスト100,8月①
8月のハイライトはなんと言っても、剣山のキレンゲショウマでしょうか。初めて見に行った6年前のキレンゲショウマの群生の素晴らしさは今も目に焼き付いています。私が花を見るのが目的で山登りをしたのは、このキレンゲショウマのお花見が初めてでした。それから6年経ち、今では鹿の食害と見物の人の多さのため、キレンゲショウマはずいぶんと無残に減りました。今年ご一緒した方で、剣山に戦後直ぐに登られていた方の話では、その頃は谷一面に咲いてそれは綺麗だったそうです。
それでも、人の少ない四国ですから、平日を選んで行けば、誰もいない山でゆっくりとキレンゲショウマを見ることが出来ます。
イブキトラノオは毎年、剣山で見ていますが、今年は剣山系の西のはずれ牛の背の山頂付近で見ることが出来ました。アプローチが大変なので、歩いている人も少なく、ちょっとハードですが、静かな山を楽しめます。この日は鹿とリスに出会いました。
同じく牛の背にいたる登山口付近ではヒオウギが咲いていました。画像では見たことがありましたが、実物を見たのはこのときが初めてでした。
8月の剣山には毎年のように登っていて、咲く花はほとんどすべて御馴染みのものですが、これは作業をされていた方が教えてくれました。
たぶんツレサギソウでは?と思いますが確信はありません。クモキリソウ、ヤマサギソウ、土アケビなど、初夏から夏にかけては地味なランもよく目につきました。
keitann様 こんにちは
「月の花」シリーズを6月から飛ばして読んできました。
オオヤマレンゲとタカネバラはとても印象的ですね。
フェイジョアでは温かい思い出を共有しますね。
7月の灰色のライチョウには驚きました。あんな色をしていることもあるのですね。
それから、ツマトリソウの花のふちの薄いピンク色は初めて見る姿です。
名前の由来を窺えるような良いショットですね。
8月はなんと云っても小生の見たことのないキレンゲショウマにとどめを刺しそうです。
とても羨ましく拝見いたしました。
有難うございましたまた、追っかけをしにやってきますね。
投稿: ぶちょうほう | 2007-12-30 17:16
ぶちょうほう様、こんばんは。
今年はずいぶん精力的に歩いたのか、花画像がずいぶんあって、選ぶのに困ることが多いです。
雷鳥は普通は夏には茶色をしていると思うのですが、今年は雪渓が多く残っていたせいか、まだ白い部分を残していました。
オオヤマレンゲやタカネバラを見られたことは、今年の出会いの中でも宝物です。
ツマトリソウは南アルプスでも、縁のピンクの花に出会いましたから、きっとそのうちご覧になれると思います。真っ白なものよりも心引かれる風情でした。
キレンゲショウマは以前に比べると、ずいぶん情けない状態になりまして、四国まで見にいらして下さいと言えないのが残念です。しかし、剣山でも、今、必死で鹿対策を講じているようなので、少しずつでも回復してくれるといいのですが・・。
年が明けたら、早々にユキワリイチゲの様子を見に行くつもりです。
投稿: keitann | 2007-12-30 22:26