2007年、野山の花ベスト100、11月
11月のトップ画像はシマカンギクにしました。なんと言っても11月の野山でいちばんよく出会うのはシマカンギクなのです。
花弁は細長いのや太いの、それに花弁の多いの少ないの、いろいろです。私の好みは↑画像のように花弁の丸っこい可愛い花です。
なかなか会えなかったリュウノウギクにも11月後半になって会えました。
独特の香りと清楚な白い花、どちらも晩秋のキクにふさわしいです。
イヌセンブリは平野部に近い場所で咲くので、今年は開花が11月にずれ込みました。
夏に日照りが続いたので、心配してましたが、どっこい、さすがに野草です。
思い切って出かけた1800mの山では、悪天候の中、出かけた甲斐があって、ブナの素晴らしい紅葉を目にすることが出来ました。
ヤマラッキョウも花期がずいぶん遅くて今年は11月が見頃でした。
低地から高山までいろいろな場所で咲いていて、秋の山では御馴染みの花です。
貴重な薬草である、ミシマサイコです。
このときはオミナエシも見ることが出来、身近な低山といっても植生はとても豊かなことにびっくりしました。
晩秋に見かけるヒヨドリジョウゴは、花の咲いてない山ではとてもゴージャスな印象を受けます。
初秋には蕎麦畑の白い花で彩られる山里は、秋にはコナラの紅葉が見事でした。
朝に夕にこんな景色を見られるなんて、とても贅沢なことでしょうが、そういうことって、ある程度年を取らないとわからないことなのかも知れませんね。
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