東讃の山すそ歩き③カラマツとヤブツバキ
ダム湖に沿って、まずまずの早足で歩いているつもりなんですが、それほど体が温もるという感じではなく、せっせと歩いてちょうど良い暖かさです。もっとも、ほとんど勾配のない車道歩きですから、息が弾むようなこともないのです。
ダム湖の南にはさきほど車を置いてきた道の駅が見えています。
車ならものの5分で走ってしまうような道ですが、歩くと1時間かかります。ダム湖の周囲の道沿いにはかなり大きな桜が植わっていて、春はお花見しながらお地蔵さん見物もよさそうです。
ダム湖に流れ込んでいる川に沿って、大きな木が数本見えてきました。
カラマツのようです。すっかり葉を落としているようです。カラマツは普通の松と違い「落葉松」と書くぐらいで、落葉するのです。香川の山ではカラマツが植わっているところを知りませんが、意外と私の住んでいる市内にもところどころで1本、2本と見かけることがあります。
大学時代に所属していた山岳同好会の会誌の名前が「落葉松」だったのに、若いころはカラマツが一体どんな木なのかさえ知りませんでした。7年前に再び山歩きを復活してから、四国の山や本州の山などで、カラマツの実物を見るようになりました。
このダム近くの木は樹高15mほどもあるずいぶん立派な木です。誰がどんな目的で植えたんでしょうね。
後方に山も見えていますが、これは矢筈山ではなさそうです。
ダムの上流部分は水が少なくなって、枯れ草がぼうぼうと茂っています。
向こう側には先ほど出発してきた道の駅が見えています。
ダムの東端まで来たようで、ここからは小さい川になっており、これが来栖川というようです。
道の駅方面からダム湖南岸沿いを走っている道がここに通じていました。そうと知っていたら、南岸の道のほうがよほど近道だったのです。でも、今回は分県ガイドに載っている簡単な地図しか持参してなくて、道路地図も車においてきましたから、車道がどんな具合に通じているのかがさっぱりわからなかったのでした、
この辺に来ると集落になっているらしく、民家が数軒ずつ固まっています。水仙などの園芸種の花も植わっていたり、畑も見えます。が、水仙の花は我が家と違って、まだほとんど咲いてないのでした。標高は200mか300mそこいらだと思いますが、それでも、花が咲くのがゆっくりなんですね。
植わっているものか、自生のものなのかわかりませんが、初々しいヤブ椿の花が見られました。
途中でも、日当たりのよいところに植わっていたヤブ椿を見ましたが、日に当たるせいか、花がずいぶん傷んでいました。
ヤブ椿の花はやはり藪の中で咲くものの方がきれいですね。
昔、知っている人が、東讃に行けばホタルがたくさんいると言ってたのを聞いたことがありますけど、ここのことだったのかな~?
それにしては、流れもずいぶん狭くなって、この辺では、子供のころに遊んだ「いで」と呼んでいた小さな流れぐらいになっていました。
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