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2008-02-06

春の兆し@高知、その8、下山&高知の食べ物

お昼を食べて、おなかもいっぱいになり、下山しようということになりました。

時間は14時半ぐらいです。帰りには美味しい鰹のタタキも食べようという話になっているので、そろそろ腰を上げねばなりませんね。

P1262735

下りは、もときた尾根道ではなく、横倉宮へのたぶん表参道と思われる、石段の道を下ります。こちらは樹木の生い茂った欝蒼とした道です。

太陽も尾根の向こう側に隠れていて、先ほどまでの暑さが嘘のように涼しく、手袋を履いてない指先がかじかみそうなぐらいです。

石段を下りきってしばらく進むと安徳水という説明がありました。どうやら日本名水百選にも選ばれているようですが、「飲用しないでください」とあります。

P1262730 辺りには早春の山におなじみのヤマアイの花が咲いていますが、薄暗いので、なかなかうまく撮影できません。このヤマアイの葉からもれっきとした藍染ができるようです。

そのほか、この道沿いにはアオキがすごく多かったです。それも香川の山で見るアオキとは違い、葉が大きくてちょっと独特のアオキでした。

P1262737 安徳水の近くにも神社が建っています。杉原神社というようです。

そして杉原神社という名が表すように、辺りには杉の大木が多いのです。

P1262738 神社の前手に特に大きな木が数本生えています。

↑画像は下から杉の大木を見上げたものです。

P1262740 杉の巨木の幹です。

帰宅してからガイドブックで見ると樹齢600年、樹高50m、幹回り7mとありました。そんな大木が数本あるのですから、それは圧倒的な眺めでした。

高知の温暖な気候と、多雨で、ここまで大きくなれるのでしょう。

大きさがわかるように、誰かに幹のそばに立ってもらえば良かったと、後で思いましたが、後の祭りですね。道はこの後、二手に分かれていて、修験道らしきコースと普通の遊歩道になっていて、私たちは第三駐車場へと向かう遊歩道をたどります。

遊歩道周囲は自然公園にもなっていて、樹木などにもいろいろと名札がかかっていて、勉強になります。スダジイの木の下ではNさんがまだ中身のあるスダジイの実を探しますが、どれも虫や動物などに食べられていて、中身のあるのが探せませんでした。スダジイはNさんの話では美味しいのだそうです。私もスダジイやマテバジイの実は食用になることは知っていますが、実際に食べたことはまだありません。

P1262742 15時23分、第三駐車場に着きました。車は一台も止まっていません。

ここからは車道歩きです。

P1262746 道路法面に生えている草などを見ながら下りました。

これはまだ残っていたキノコの仲間ですが、ホコリタケのようですね。

コクランの実の付いた株やホトトギスの実の付いた株も見かけましたが、残念ながらトサジョウロウホトトギスのようではありませんでした。

P1262749 車道歩きの途中、見晴らしの良い場所がありました。

日差しがとても暖かそうで、一月末の眺めには思えません。

P1262751 これが修験道の始まりになっている鳥居です。

こちらのコースはちょっと厳しそうに見えましたが・・。

車をとめてある第一駐車場に着いたのは16時20分ぐらいでしょうか。

まだまだ日が高くて、気分的に「早く帰らなくちゃ」などという焦った気持にならなくて良いですね。

のんびりと登山靴からウオーキングシューズに履き替えて、横倉山を後にしました。

帰りにはNさんお勧めの高知城近くの「ひろめ市場」という巨大な縁日のような場所に寄って夕食を食べることにしました。

ひろめ市場についてはこちらをどうぞ。すぐ近くには有名な日曜市が朝から夕方までかかっていますが、こちらは食べ物専門の市場で、食べたい物を好きな店で買ってきて、市場内にあるテーブルで食べるという仕組みになっています。

P1200250tataki カツオのタタキの専門店も何軒かあって、私たちは塩タタキというのと普通のタレで食べるタタキと両方作ってもらいました。

画像右下に白く写っているのは「ノレソレ」というこれも高知の特産でアナゴの稚魚を生で酢味噌などのたれで食べるというものです。

P1200249 こちらはタニシで、タニシを食べるというのは初めて知りました。讃岐はため池が多いので、フナやドジョウを食べる習慣はあるのですけどね。

しかし、後に高松出身の友達に話したら、高松でも昔はタニシを食べていたそうです。

私の実家がある西讃ではタニシを食べるということはなかったようです。ちなみにこのときのタニシは酢味噌味でしたが、なかなかおいしかったです。

P1200248 こんな風にひろめ市場の中にある50ほどのお店から好きな食べ物を勝手に買ってきて、わいわい云いながら食べるわけですね。

帰りの運転があるので、ビールが飲めないのが残念でした。

P1200251 私たちがタタキを頼んだお店です。火が上がっているのはタタキを焼いている藁の燃えているもの。

高知中の文旦が集まるという青果店に時間切れで寄れなかったのだけが、心残りでしたが、この日も高知の暖かい気候とバイカオウレン、美味しい食べ物を楽しむことができて楽しいドライブ&山登りとなったことでした。

コメント

keitann様 こんにちは
美味しそうな食べ方ですね。
これも産地ならではのことではないでしょうか。
とても贅沢な時間を過ごされたのですね。
ノレソレという初めて聞く名前に興味が湧きましたが、白魚の踊りみたいな食べ方ですね。
タニシの話も興味深いものがありました。
カツオのたたきはいつが旬なのでしょうか。

ぶちょうほう様、こんばんは。
高知は食に関してもずいぶんと興味深いところです。
瀬戸内の私たちが今ではあまり食べない鯨肉、ウツボ、タニシなど、珍しい食習慣があります。
ノレソレは仰る通りで、白魚に似ていると思いましたが、実際はもっと小さいです。どろっとしていて、ジュンサイのような喉越しですね。
カツオは秋から冬にかけての戻りガツオが脂がのって美味しいそうです。私が12月初めに行った時も、美味しかったですよ。

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