我拝師山~火上山縦走、その3、梅一輪
鞍部にたどり着くと、そこは奥の院、禅定の境内です。
この禅定には車では来れないと思っていましたが、なぜか軽トラックがとまっています。良く見るとちょっとした工事をしているようで、工事のための車両なので通行許可が出ているようです。北側に車道のような道が延びていて、これを登ってくるようです。
先ほどのとは違う、小さ目の紅梅の木があって、一輪だけ花が咲いています。思わず「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と口から出てきました・・・が、この日は一輪どころか百輪ほどもの暖かさでした。
私たちが禅定につくとほぼ同時に、丁度反対の北側のほうから4人ほどが登って来ました。おしゃべりを聞いていると、高知弁なので、「高知からですか?」と声をかけます。男性一人のリーダーで、あとは女性が3人。年齢は私たちと同じぐらい?わざわざ、讃岐の低山まで登りに来られるんですね。この後、大麻山にもいかれるとか・・。
とりあえず、念願の禅定のお寺に来られたので、参拝だけはしたいものです。
山門から下のほうを見た眺めです。
こちらは吉原からの参道のようです。後で調べたら、車道になってますが一般車両は通行禁止で、罰金は10万だそうです。
そう言えば、今日はたまたま坂出の番の州というところに行っていて、善通寺五岳を眺めることが出来ました。右から火上山、中山、我拝師山です。中山と我拝師山の間が鞍部で切れ込んでいて、その場所にこの禅定が建っています。画像がないのが残念ですが、下から見ると、あんなところに?と思うような急峻な場所に建っているのです。
驚いたことに、境内の片隅には雪かきされた雪なのか、その前の週末に降った雪がまだ残っていました。
参拝を済ませたら、 本堂から少し植えにある鐘つき堂に上がってみます。
眼下には瀬戸内海が広がっています。
鐘には由来がかかれているようです。
金襴の衣装をまとっています。
本堂横手の薄暗い通路を潜り抜けると、そこからは我拝師山に到る山道です。
ここにも雪かきした雪が積んでありました。
keitann様 こんにちは
我拝師山、火上山とは初めて聞く名前ですが、我拝師山とは珍しすぎる山名ですね。
御提示の初回の地図で見ると等高線が綺麗に輪になっていますね。
のどかな里山歩き、気温も大分高めであったようで、良い汗をかかれましたね。
車を二台に分けて、登山口と下山口にそれぞれ置いてから登られる・・・・・・夢のような羨ましい話です。
画を見るにつけ、四国の人々の篤き信仰心を印象付けられます。
投稿: ぶちょうほう | 2008-02-12 10:35
ぶちょうほう様、こんにちは。
我拝師山についてははこちらをご覧下さいませ。
http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/digi-m/culture/detail/003/index.html
我拝師とは我、師を拝す・・・・弘法大師がこの山から身を投げようとしたとき釈迦如来が現れたそうです。どうやらそこから来ているようですね。私もこれまで詳しいいわれなどは知らずに、麓から見上げるだけの存在でした。しかし、この山は死んだ父が生前よく登っていたので、父の思い出の山なのです。火上山ものろしを上げていた山なのだそうで、中世には軍事的に重要な山だったそうです。すぐ隣には峰続きで山城があった雨霧山もありますから。
車を二台出して縦走するのは贅沢ですが、このときは登山口と下山口がかなり離れていたのと、自宅から20分ちょっとと近いので、可能でした。しかし、後ほどハプニングが・・。
四国の山はたいていの山が何らかの信仰の対象になっています。子供の頃から周囲にもそういうものが多いので、信心深くなるのかも知れません。
投稿: keitann | 2008-02-12 11:56
切れ込んだところに・・建っているのですか 昔の人はすごいです。
お地蔵様の顔がいいですね。
春が待ちどうしいです。
投稿: tkomakusa1tda | 2008-02-12 12:06
komakusaさん、こんばんは。
そうです、あのぐっと切れ込んだ鞍部に建っているんですよ。それはちょっとした眺めです。実は、今日は近くまで行く用事があったので撮影してみましたが、うまく撮れているかな?
お地蔵様、顔はいろいろですけど、山歩きの最中にお地蔵様を見ると、癒されますよ。
投稿: keitann | 2008-02-12 21:53
けいさんは、小さなイイ旅をしていますね。
投稿: あゆ | 2008-02-13 11:27
あゆさん、こんにちは。
いい旅というか、ただのお出かけ好きというか・・(^。^;)
実は明日から、主人と泊りがけで高知に行きます。
首都圏と違って、渋滞も何もないので、出かけるのは簡単ですよ~。
投稿: keitann | 2008-02-13 15:30