春の小さな谷を歩く、その3、
去年は別の場所に咲いていたユキモチソウが今年は違う場所で咲いています。ユキモチソウは四国ではそれほど珍しい植物ではありません。
ヤマルリソウもあちこちで咲いています。四国のヤマルリソウは一体に白っぽい花が多いのですが、ここの花は淡いブルーですね。
ウワバミソウのようですが、いつも見ているのよりかなり小さいです。調べるとヒメウワバミソウと言うのがあって、どうもそちらのようです。
低山ではすっかり花の終わったナガバノタチツボスミレもここではまだまだ初々しく咲いています。
左に一輪咲いているのがイチリンソウ、右側で数輪群れて咲いているのがニリンソウです。
イチリンソウのほうが普通は花も草丈も大きいですね。
因みに花の咲き時期はどちらが早いの?と思い、沢の上流まで詰めてみると、イチリンソウは蕾でしたがニリンソウは咲いていました。っつまり、ニリンソウのほうが少し早く咲くようです。
イチリンとはいっても、イチリンソウも場所によっては群生しています。
これは去年もこの場所で見かけた葉っぱですが、何だったか思い出せません。
赤い斑が綺麗ですが、どんな花が咲くか興味津々です。
これはユリ科のナルコユリの仲間の葉っぱのようですが、私はこの仲間が苦手で、花が咲いていないと同定が出来ないのです。
この沢のイチリンソウはどちらかと言うと裏が紅い花が多いです。
水が滴るような岩肌には必ずシコクチャルメルソウが見えますね。
フウロケマンを近くから撮影しました。花の中に見える緑色が可愛いです。
キケマンなどでは茶色が花の中に見えるのであまり可愛くないのですがね。
ミカン科です。山でミカン科の花といえば、マツカゼソウとこのコクサギぐらいしか思い浮かびません。
ハナイカダです、花はまだ咲いていませんが、この辺りの山には結構多いですね。
タラは春先にはたいてい新芽を採られてしまっているものですが、これは珍しく葉っぱを展開していました。山菜好きの人に見つからずに済んだようです。
こんなところにもシロバナハンショウヅルがありました。海辺の山に多いですが、たまには山地で見かけることもあります。
これは初めて見る花でした。ミツバウツギです。ミツバウツギ属だそうです。ウツギと名前がつく木はとても多いのですが、いろいろな科に分かれています。
今までウツギと名前がつく木の中ではマルバウツギの花がいちばん早く咲くとばかり思っていましたが、ミツバウツギはそれよりも早く咲くのですね。
小さな白い花を咲かせるセトウチウンゼンツツジです。今まではシロバナウンゼンツツジと言われていましたが、数年前にセトウチウンゼンツツジと名前が変わったそうです。このつつじについてはまた後ほどの記事にて詳しく取りあげたいと思います。
keitannさん、こんいちは。
いやー。とってもよかったです。
久々山歩きを模擬体感させていただきました。
今年は、まったく無理ですが
来年は思う存分楽しみたいと思います。
春山満喫って感じでした。
投稿: あすかちち | 2008-05-02 12:52
あすかちちさん、こんばんは。
私は少なくとも10日に1度は山に入らないと禁断症状を起こすような人間なんですよ。
ですから、ちょっと暖かくなると、花を見たいせいもありましが、山にばかり行ってますよ。
今の時期は特に芽吹きと花が素晴らしいですね。事情が許せば毎日でも行きたいぐらい・・。
あすかちちさんも、来年はほんとに思う存分歩いてくださいね。
山歩きは下界での嫌なことも忘れますし、こんな気持ちの良いことはありませんよね。
投稿: keitann | 2008-05-02 20:05