5月上旬に見た花、その10、ツクシタツナミソウなど
山歩きではタツナミソウを見かけることが多いです。
4月には海辺の低山でコバノタツナミを、5月末頃になると少し高い山ではオカタツナミソウを良く見ます。
そして、この付近の里山で5月に咲いているのがツクシタツナミソウです。
何年も前から、この付近の里山を歩くたびに綺麗な斑入りの葉を見ては何だろう??と思っていました。花が咲いた姿を是非見てみたいとも思っていました。
それが念願かなって、去年、初めて開花している様子を見ることが出来ました。花つきが良くて綺麗なタツナミソウです。
実はこの綺麗な斑入りの葉に惑わされて、以前はトウゴクシソバタツナミソウかなと思っていました。
そうしたら、植物の会の方々と親交のある野草友達から、去年、ツクシタツナミソウと教えていただきました。
花序はご覧のとおり、縦に長く伸びて、花つきも良くて綺麗です。
わたしの手持ちの山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」では分布が本州西部と九州とはなっていますが・・。
わたしは特に青い花や紫系の花が好きなので、そう思うのでしょうね。
もう15年程前のことになりますが、あるお茶会に行ったとき、そのときの茶花が丁度タツナミソウだったのですが、それがタツナミソウとの初めての出会いでした。
それ以来、タツナミソウには憧れと言ってよい感情を持っていたので、山で初めて見たときにはちょっと感激したのを覚えています。
なんでもない花ですが、木陰に揺れる姿がこれも大好きな花です。
もう少し深い山に行くと花弁(舌状花)の数が多いハナニガナやシロバナニガナも咲くのですが、こちらも大好きな花です。ニガナは舌状花が5個、ハナニガナやシロバナニガナは8~10個です。
海に近い低山では4月半ばに群生していたホタルカズラですが、もう少し高い標高500Mほどの山では5月初旬が見頃になります。
海辺の山の車道の法面にたくさん咲いているのと違い、こちらは林の中でひっそりと咲いているという風情です。
この色はしかし、薄暗い林の中でも結構目立ちますよね。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本では1977年に初めて見つかったそうです。
この山でわたしが最初に見たのは、もう3年前のことですが、名前がわからなくれ、苦労したものでした。
自宅でフウロソウの仲間を4,5種類育てていますが、やはり今の時期に咲いています。
タツナミソウといってもいろいろあるんですね〜。
我が家にも都合4種類のタツナミソウ(白、ピンク、青、しそば)があり、どれも(しそばはやや劣りますが)雑草のようにコンクリートの隙間やほかのはちに飛び込んだりして咲いてます。きちんと場所を与えられてるお宅では見事でした。(うちのは可哀想です)
園芸種(あるいはコバノタツナミソウ)かもしれません。ただシソバだけは山草会の方からいただいたので、トウゴクシソバタツナミソウだと信じているのですが、、、。
投稿: プルメリア | 2008-05-20 22:34
プルメリアさん、こんにちは。
タツナミソウも意外と種類が多いですよね。
うちでも種から育てたヤクシマタツナミソウが、毎年、見事に咲きますよ。
以前は山登りの先輩からいただいた白花のタツナミソウが中庭で咲いていたのですが、主人に草と一緒に抜かれて絶やしてしまいました(^。^;)
スミレと同じで、放っておくほうが良いのかも知れません。
タツナミソウは園芸店でもあまり見たことがなくて・・・でも、庭植えにするぶんには強くて可愛い花ですから、ぴったりですね。
投稿: keitann | 2008-05-21 15:12