五月上旬に見た花、その9、ジャケツイバラなど
山からの帰り道は川沿いの道が信号が少なくて早く帰れるので、たいていは川沿いを走ります。
車で走っていると、左のほうに真っ黄色の大きな広がりが見えました。??
慌てて、その直ぐ向こうの邪魔にならない場所に車を止めて、歩きで引き返します。
河川敷にものすごい数のジャケツイバラが咲いています。この道はここ3,4年、よく走るのですが、花の時期に通り合わせることがなかったのか、今まで知りませんでした。
普通はジャケツイバラはちょっと山のほうの道を走っていると、上から垂れ下がって咲いているのを見ることが多くて、あまり近づけないのですが、ここでは川べりで咲いているので、簡単に近づけます。
とても美しい色で、美しい花でもあります。
野草でこれだけ美しい花というのはちょっと珍しいでしょうね。
画像ではちょっと撮りきれませんでしたが、10m×5mぐらいのとても大きな群落で、花序の数は全部で数百はあったでしょう。壮観といってよいほどの眺めでした。
河原はいろいろな植物が群生する場所になっていて、ジャケツイバラのそばにはナヨクサフジとノイバラも大群生でした。
ジャケツイバラの群生の後ろにナヨクサフジのこれまた大群生です。
一眼の効果で綺麗にボケが出ました。
マメ科ジャケツイバラ属。
花はマメ科に多い蝶形花ではなく、花びらが5枚の左右対称花なのが特徴。
少し離れたところでは、シロバナマンテマとツキミソウがこれまた群生しているのでした。
ジャケツイバラとノイバラの両者の群生です。こんな茂みに入ったら、服はたちまちぼろぼろになって、さぞかし痛い目に遭うのでしょうね。
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