土小屋~筒上~笹倉湿原、その1、アプローチ
5月18日、石鎚山系の筒上山から笹倉湿原を歩いてきました。二年前に丁度逆コースを歩いていて、ツツジとシャクナゲがとても綺麗だったので、また歩いてみたいとは思っていましたが、思いがけず早く、その機会が訪れました。
前日の17日前回も誘ってくれた昔の山仲間のS君からメールがあって、笹倉湿原に18日に行くので良かったら参加するようにとのこと。20日に山友達のTさんと徳島の山に登る予定になっていたのですが、週間予報を見ると20日は雨の予報で、こちらは駄目になりそうです。一方18日は晴れの予報が出ているので、思い切って行くことにしました。
時間がないので、携帯メールで連絡を取り、集合は石鎚スカイラインのゲートに7時と言うことにしてもらいました。
スカイラインゲートまでの行き方は迷ったのですが、結局、黒森峠越えで行くことにしました。たぶん瓶ヶ森林道経由が一番早いのですが、今まで瓶ガ森林道を通して走ったことがなかったし、黒森峠は二度ばかり走ったことがあって、少しは勝手もわかっていると考えたのでした。
当日は3時過ぎに起床、身支度して洗濯物を干し、4時過ぎに出発です。最近では一番早い出発で、まだ辺りは暗いです。二年前と同じく、石鎚山SAで休憩を兼ねて、おにぎりや行動食を買い込みます。SAを出るごろから周囲が明るくなってきました。川内インターを4時半に下りて、国道11号を東に向いて走ります。国道沿いに、コンビニがあったので、朝食用のサンドイッチなどをまたまた買いました。何しろ長いコースを歩くので、食料と水分は通常より多めに持っていたほうが良さそうです。
4時45分、桜三里で右折してR494に入ります。今まで石鎚方面から桜三里に出てきたことはありますが、こちらから石鎚方面にはこれが初めてです。時間がどれぐらいかかるかも、よくわからなかったのですが、恐らく1時間程度でゲートに着くだろうと予想しました。もし最悪遅れそうなら、携帯メールででも連絡せねばなりません。
辺りはすっかり明るくなり、早朝なので対向車もなく順調に走り、6時8分に黒森峠を通過です。峠は上の画像でもわかるように標高985m、すでに香川の最高峰と100mと違わない標高です。黒森峠を越えると東温市から久万高原町に入ります。
また、黒森峠手前から、格好の良い山が見えていて、たぶん石墨山かな?と思っていたら、途中で「石墨山登山口」という道標が出ていましたから、間違いないようです。
先ほどから、コンロンソウがあちこちで群生しているのを見て、撮影したくてたまらないので、時間を気にしながら一箇所で何とか撮影します。この頃には朝日が射してきました。
香川ではコンロンソウはあまり見ないですが、愛媛ではあちこちで大群生していますね。山地では決して珍しくないですが、清楚な花で好きです。
黒森峠から県道12号までが意外と長くて、道を間違えたかとちょっとひやひやしてしまいましたが、間もなく分岐を左に曲がるとスカイラインへの見覚えのある道になりました。
6時45分、ゲートに到着しました。桜三里から丁度1時間です。すれ違った対向車はその間2台でした。
S君はすでに来ています。ゲートが開くまでにトイレを借ります。
このとき駐車場には車は全部で10台ぐらいでしょうか。思っていたより少なかったです。
周囲の山肌は少し濃い緑色になりかかったばかり。
ゲートは7時になると同時に開き、車が次々とゲートをくぐります。この日は登山口が土小屋、下山は笹倉入り口なので、車が二台必要なので、S君の車の後をついて走ります。
スカイライン途中でS君が沢の水を汲むというので、とまります。その間に私は去年の御来光の滝以来で見る石鎚の姿を撮影です。ここから見る石鎚はまるで槍ヶ岳のような格好です。
笹倉湿原入り口にS君の車を置いて、後は私の車で土小屋に向かいます。
土小屋駐車場は意外と風が冷たくて、さすがに高山に来たと言う気がします。
土小屋まで来たのは3度目ですが、二度目に来たのは7年程前のことで、学生時代の山の同好会の後輩とドライブで来たのですが、ガスっていたので石鎚は見えませんでした。台風直後で、土小屋にも誰もなかったのを覚えています。最初に来たのは28年程前のことで、結婚して二年後ぐらいに、当時住んでいた松山からドライブで来たのでした。その頃にはまさか、こうして再び山歩きをできる日が来るとは思っていなかったのですが・・。人生はわからないものです。
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