土小屋～筒上～笹倉湿原、その２、アケボノお花見
土小屋からしばらくはジグザグを切った道を登ります。この時期、ここを登る人はほとんどが撮影目当ての人ばかりなのだとか・・。確かに､見かける人はみな三脚やら一眼カメラを持っています。そういう私も例の如くカメラを首から下げていますが・・。
登り始めると､早速、オオカメノキが咲いています。5月初めのナスビ平ではうまく撮影できなかったので､今日こそはとカメラを向けます。この日はこの後もずいぶん多くのオオカメノキを見ました。アケボノツツジと前後して割いているところも多く、白とピンクの色合いが美しかったです。オオカメノキはムシカリとも呼ばれ、高山の4月から5月にかけてよく見かけます。今まではこの時期は剣山に行くことが多かったので、剣山でよく見たものです。スイカズラ科ガマズミ属。ガマズミは低山でも見ますが､四国ではオオカメノキは標高１０００ｍを越さないと見かけないように思います。緑の濃い葉っぱも綺麗ですね。
石鎚が綺麗に展望できる場所があって、ズームしてみます。
二ノ鎖小屋だの三ノ鎖小屋だのもはっきりと写っています。
手前の小高いピークは鶴ノ子の頭でしょうか。斜面にアケボノツツジがこれもはっきり見えます。
ナナカマドの若葉です。ナナカマドも四国では高山に行かなければ見ません。
アケボノツツジが出てきました。
ジグザグ道が終わって稜線に出た辺りから俄然、アケボノツツジが多くなります。
リョウブの新芽のようです。花だけでなく、こんな新芽や若葉もこの時期は素晴らしいです。
満開のアケボノです。5月初めの三ツ森山のときと違い、天気は下り坂のようで、高曇りというのでしょうか一枚ベールがかかったような空です。しかし、撮影にはこのぐらいのほうが楽ですね。
モミジは種類が多くて種類まではわからないですが、これも若葉が素敵な色です。
色の濃いアケボノをバックに色の淡いアケボノが咲いていて､とても良い雰囲気です。
珍しく、すべての花が一斉にこちらを向いたアケボノツツジの株がありました。
アケボノツツジは同じ木に咲いた花がてんでんバラバラの方向を向いて咲くのが普通なのだとか・・。風の強い稜線上で咲くからでしょうか？
その中で､この木は全部の花がこちらを向いてくれて、すごく得した気分です。こんな株は後にも先にもこれだけでした。しかも見頃でした。
ほら、全部､こっちを向いているでしょう？
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