春の尾根筋では、その2、フイリシハイスミレ
去年、フイリシハイスミレの群生を見かけた場所を、少し偵察してみることにしました。去年は時期が少し遅すぎて、花はもう終わりで、葉っぱのみを確認していました。
今年はなぜか、去年、あれほど群生していた場所には見当たらず、少し離れた場所で、小規模の群落を作っていました。
シハイスミレは顔もとても可愛いのですが、葉に変異が多くて、葉を見るのも楽しいスミレです。ここのももははっきりとわかる斑入りで、葉っぱだけでも観賞価値がありそうです。
花の色は紅味がかっていて、他のスミレと全然違う色です。
距は細くてピンとあがっていて、そこのところもこのスミレが美人さんである要素の一つでしょうね。
去年のびっしり繁っていた群生とは違って、群落といっても少々まばらです。
シハイスミレはナガバノタチツボスミレなどと違い、どちらかというと木陰に住むスミレです。
低地でも咲いているスミレですが、ツボスミレが少しだけ咲いていました。
どちらかというと桜の時期より後に咲くような気がします。湿った場所を好むスミレです。
やはり尾根筋に多いツルシキミです。ちゃんと花が咲いている姿を今年も見ることが出来ました。
コタチツボスミレが咲いています。四国では標高の高い場所でしか見ません。
草丈は5センチあるなし・・・。色はナガバノタチツボスミレに比べると淡いので、直ぐにわかります。
葉っぱです。画像でもわかるように、葉の基部が切型~浅い心形、葉脈が目立たないなどの特徴があるので、サンインタチツボスミレと考えても良いかなと思います。
相当大きな群生で、画像には納めきれないほどの花が咲いていました。
車道沿いには、またまたヒゴスミレが咲いていました。ヨモギの葉っぱと一緒に出ているのですから、野のスミレはたくましいですね。
シハイスミレはきれいですね。
松の葉っぱが見えますが、明るい木陰のようなところ?
スミレの群落も見事ですね、私も植替えやめてチョット里山でも歩いてみるか(^o^)
投稿: 加納@新潟 | 2008-05-03 23:37
こんにちは。
スミレは難しくてお手上げ状態です。いつもきちんと識別されているので尊敬のまなざしです。
コタチツボスミレの群生は綺麗ですね。実際に見てみたいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008-05-04 16:50
加納さん、こんばんは。
そうです、ここは明るい木陰ですね。シハイスミレやトリガタハンショウヅルがたくさん生えている場所です。
植え替え・・・私もやらないといけないのがあるんですけど、やっぱり山歩きのほうが好きなんですよね。
う~~ん、明日はこちらは雨の予想なので、明日こそは植え替えを頑張らねば・・・。
加納さんは奥様と二人三脚で山歩きのご様子、ほほえましいですね。
投稿: keitann | 2008-05-04 21:42
多摩NTの住人様、こんばんは。
最近は少しましになりましたが、スミレはやはり難しいですね。
今日もちょっと疑問の残るスミレ2種に出会いましたよ。
スミレが群生していると、いつ見ても写真を撮りたくなって困ります。
投稿: keitann | 2008-05-04 21:45
フイリシハイスミレの見事な大株ですね! ん〜ん、こんなの見たことないです。ましてや群生など。
コタチツボスミレの特徴はやはり大きさと葉の形(基部の切れ込みが少ないことなど)でしょうか、、、? 標高の高いところに咲くのですか?
レポート(?)を拝見していると、すみれたちの住み分けや開花時期がとても分かりやすくて、そのうちに、「四国のすみれ」なんてまとめが発表されるといいですね。
投稿: プルメリア | 2008-05-04 23:52
プルメリアさん、こんばんは。
シハイスミレは一体に、こちらでも小さな株が多いんですよ。
たまに大株を見ると嬉しくなります。実は今日もこのときと同じ山を歩いてきたのですが、今日はアケボノスミレが咲いていました。わずか一週間でもほんとに自然の変化はすごいものです。
コタチツボスミレでただ大きさが小さいだけのスミレで葉の形が普通のタチツボスミレと変わらないのはコタチツボスミレとして区別する意味はない・・・そんな風に、いがりさんなんかは考えてらっしゃるようです。少なくとも香川ではコタチツボは標高1000m近くでないと咲きません。
スミレに関しては私などまだまだ知らないことだらけで、逆にいうと、わからないことが多いので、スミレに関してはまだまだ楽しく思えるのでしょうね。見るほうばかりが忙しくて、ブログのアップもままなりませんが・・(^。^;)
投稿: keitann | 2008-05-05 00:44