5月上旬に見た花、その7、ナベワリなど
上のほうから撮影した全体像です。
花は黄緑色の小さい花が下向きに咲くので、撮影しにくいと言ったらありません。去年まではコンデジで悪戦苦闘していた花です。
めしべは4個、葯は黄赤色と図鑑にはありますが、私の画像では赤っぽくうちっていますね。
ヒャクブ科ナベワリ属。ユリ科に見えるが、花被片4個が二列に並ぶ。後方に見えている蕾のように見えるのが、花期が過ぎた花だそうです。
ナベワリ属は日本に2種、北米に1種あるだけだそうです。
葉が有毒で舐めると舌が割れるから「舐め割り」転じて、ナベワリになったと記載されています。
目立たない花ですから、見ても気付かない人が多いのでしょうね。
ヤマジノホトトギスの斑入りの綺麗な葉も、かなり大きくなっています。8月には花を見せてくれることでしょう。
かなり大きな蘭の葉も見ました。しかし、花が咲いてみないと、これも名前がわからないですね。
フタリシズカはどこででも見かける花ですが、5月初めにはこうして葉を展開し始めます。姿は仲間のヒトリシズカにやはり良く似ていますね。
ガク筒の口部がくびれるのが特徴です。
この仲間は地域によって、地制する種類が決まっているので、それさえ覚えておけば、間違うことはありません。葉っぱには雲紋があります。
見事なラインの入ったコンピラスミレの株ですが、残念ながら花は終わっていました。それか、今年は花が咲かなかったのかも知れませんね。
日当りの良い場所では、そろそろキンポウゲ(ウマノアシガタ)が咲き始めています。
5月初めに徳島や愛媛の山地をドライブすると、何十回も、このキンポウゲの群生を見かけるます。
keitann様 こんにちは
ナベワリの名前の由来についてですが、「舌が割れる」なんて図鑑に記述されていましたね。
しかし、小生は「頭が割れるほどの痛み」というのは聞いたことがありますが、「舌が割れる」という表現は図鑑以外には出会ったことがありません。
そうなるとこれは舐めて実験するしか他にはなくなりますね。
何でも試食派の小生も『舌が割れ』ては困りますので、実験をやっていません。
次に小生が出逢ったときは勇気を出して試してみましょうかね。 今度は頭が割れてくるかもしれませんが・・・・。
ミヤコアオイは思い切り口がすぼまっていますね。三河ではお目にかからない種類ですね。
名前の判らないラン科はどんな花が来るのでしょうね。
おそらくツレサギソウ属ではないでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2008-05-20 10:03
ぶちょうほう様、こんにちは。
毒のあるものは舌先がぴりぴりするのを「舌が割れる」という表現をしたのではないでしょうかね。
でも、有毒な植物のようですから、お毒見は危険ですよ~。
最新の注意を払ってくださいね。
そう言えば、日曜日に昔の山仲間と一緒に石鎚山系の滅多に人の歩かない秘境をあるいてきましたけど、その仲間も何でも食べてみる人で「つつじの中ではサツキガいちばん美味しい」と言っていたので、昨日、早速、庭のサツキを一輪、むしゃむしゃと食しましたが、それほど美味しいと言うわけではなくて・・。
ミヤコアオイは満濃池の周囲の遊歩道でも結構見かけるほどで、香川、徳島ではポピュラーです。花は途中が思いっきりくびれていて、最近、くびれがなくなりつつある私などは見てて羨ましいほどですね。
投稿: keitann | 2008-05-20 12:08