今年も皿ガ嶺へ、その2、ワチガイソウ
水の元には9時前に着きました。香川出発が7時前ですので、寄り道しながら来たことを考えれば、かなり早いです。やはりKさんのハンドさばきの賜物でしょう。
山靴に履き替えるなど、身支度を済ませて、歩き始めは9時でした。ところが歩き始めた途端に花が多いので、ここでしょっぱなから野草散策です。
4月20日過ぎに行った徳島の山でも色の赤いエイザンスミレを見かけましたが、ここ皿ガ嶺もエイザンスミレが多いです。車道沿いにも咲く場所がありますが、時期が遅かったか、今回はこの水の元で見たのが見始めでした。この山のエイザンはピンク~白の色の花が多いです。私はここのエイザンスミレがいちばん好きです。
ムラサキエンレイソウが3株並んで咲いています。確か二年前にも3株並んでいるのを見た覚えがありますから同じ株かな?
エンレイソウは四国の山では割合多くて、あちこちで見ることが出来ます。
小さな花ですが、可憐で大好きです。
ナデシコ科ワチガイソウ属。
四国の山にはこの花も多いです。
群生している様子です。といっても小さい花なので、ほんの一塊ですが・・。
ネコノメソウの仲間は種類が多く、また土地土地で変異が多いようで、スミレと並んで同定の難しい種類のようです。
少しアップで撮りましたが、花の細かい様子まではちゃんと撮れません。やはりマクロレンズがないと難しいですね。
図鑑によると蕚裂片は平開とありますが、一応そんな風に見えますね。
私はここでしか出会ったことがない、ネコノメソウです。
他にもヤマシャクヤクもありますが花はまだ蕾、フタバアオイも花が見当たりません。
しかし近くにはジロボウエンゴサクと思われるエンゴサクも咲いています。
水の元から皿ガ嶺の風穴近くの駐車場までは普通に歩けば20分もかかりませんが、花が多いので、なかなかたどり着きません。
道は大部分が杉の植林帯のなかを通りますが、意外と植生は豊富です。
こちらはミツバテンナンショウで、愛媛の山には多いです。サイコクサバノオも樹林下でかなり咲いているのですが、日当りが悪くて、花が開いてなく、また開いていたとしても陽射しがなければ、とても撮影できない小さな花ので、後でもっと条件のいいときに写すことにします。
やがて、風穴の近くの車道まで出てきました。20分のところを50分かかって歩いています。それぐらい花が多かったということですね。
ショウジョウバカマは車道の法面にぽつぽつと咲いてますが、春の山ではどこででも見かける花ですね。
コメント