ツガザクラ満開の西赤石山へ、その8、イワキンバイ
ひときわ目に付く岩山が前赤石です。時々一緒に山に行く、主人の友人のKさんも縦走したときに、このコースでは前赤石の通過が一番の難所だったと仰ってました。
コースタイムを見ると西赤石~石室越までが1時間半ほど。私が歩いていない部分はこの部分だけなので、10時間ぐらい歩けば縦走が可能なように思いますが・・。ただし、写真を撮る時間はあまりないし、花を愛でる時間も相当削らないといけないでしょうね。そんなことを考えていると、丁度、東赤石方面から男性が一人こちらに歩かれてきます。恐らく、時間的なことも考えると、東赤石から西赤石に向かって縦走されたのでしょう。二時に西赤石到着なら、後は下るだけですから、5時前には日浦に着くでしょうね。西からだとダラダラ登りが有るので、東に上っておいて、後は下ってくるほうが楽かな?などといろいろ考えたりしました。
物住頭~前赤石~東赤いし経の稜線を撮影してみました。クリックで大きくなりますので、細かいところがごらんになりたい方は、クリックをどうぞ。
前赤石のルートは地図では稜線の南側を巻いているようです。そして、大きな画像ではそのトラバース道がなんとなく見えています。画像一番右のちょっとした出っ張りが東赤石でその前の八巻山などは手前の尾根に邪魔されてはっきりとは見えていませんが、たぶん、少しカーブしているのでしょう。
石室越から八巻山は去年歩きましたが、あまり歩く人がいないのかちょっと歩きにくかったのを覚えています。
一番奥にぼんやりと移っているのが石鎚、その左には瓶ヶ森、西黒森でしょうかね。
手前のはっきりした稜線は笹ヶ峰~沓掛山の稜線です。
Hさんにイカ飯をもう一個食べるように勧められましたがおなかいっぱいでもう入りません。お天気も良いのですが、ゆっくり歩いているので喉もあまり渇かないようです。
2時15分、そろそろ下山にかかります。
私たちが山頂に着いたときに、3人ほどのパーティーがこちらの道標のほうで休憩されていましたが、すでに下れられたようで、もう誰もいません。
道標の左上に見えているのは笹ヶ峰ですね。標高1859mですからここ西赤石よりも200m以上も高いのです。
山頂直下で咲いているツガザクラに分かれを告げます。たぶん来年も会えることでしょう。
淡いピンクはアケボノツツジの咲き残りです。
登り道ではあまり気付きませんでしたが、まずまずで咲き残っているアケボノツツジもありました。
Hさんがこれは何?と言うので、振り返るとイワキンバイが咲いています。登りでは全然気付きませんでした。山を歩いていると登りで見えなかったものが下りで見えるというのは結構あることです。視線の角度によるんでしょうか。
イワキンバイは東赤石の山頂にも咲いているので、ここで咲いていても不思議はないです。バラ科キジムシロ属です。キンバイの仲間もいろいろありますが、岩の上で咲くのが可愛くて、私は一番好きです。
陽射しの加減か帰り道のほうが撮影しやすかったです。
これも登り道では気付かなかったエンレイソウです。といっても登山道から2,3m樹林に入った場所なので、良く見てないと見落としますね。
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