6月上旬に見た花、その5、タバコの花
野草ではありませんが、タバコ畑の横を通りかかりました。
初秋にはソバ畑になって真っ白なソバの花が風に揺れる畑です。春先にはタバコの小さな苗が植え付けられ低増したが、それがたった二ヶ月でこんなに大きくなって、中には優しい花を咲かせた株もありました。
タバコは百害あって一利なしと言われて、今の健康ブームの中では悪者みたいに言われていますが、タバコの花とタバコ畑の眺めだけはいつ見ても素敵な光景だと思います。
私は小学4年まで高松の外れに住んでいたのですが、周囲にはタバコ畑が多かったのです
タバコ農家の家には独特のタバコの葉の乾燥用の独特の小屋があって、タバコ農家の方は3日間ほど寝ずに乾燥作業にかかりきりになるのだと母に聞いたことがあります。
花を咲かせると葉の成長が悪くなるとかで、花芽はかき落とされる運命らしいです。ですからタバコの花を見る機会はほんとに少ないのです。ラッキーでした。
でも、先日、やはり香川の山間の地区を走っていたら、盛大にタバコの花を咲かせている株を見かけました。おまけにラベルまでつけていたので、あれは種採取用の株だったのでしょうか。
後方の山肌とスケールの大きいタバコ畑が妙にマッチしています。
タバコ畑のタバコの株の株元ではハキダメギクの花がもう咲いていました。
私がドウダンを見てきた山はガスに包まれていて、この山里まで下ってくると、ようやく視界が利くようになりました。
これも先ほどの記事で紹介したヤブウツギですね。
その他は圧倒的な緑です。
keitann様 こんにちは
暫らく失礼していました。
タバコの花に郷愁を感じられるお気持ちは判るような気がします。
そう思わせる風情のやさしさが有りますね。
ところでタバコの栽培農家は随分減ったことでしょうね。
小生が昔聞いたことによると、タバコ栽培をした畑では、ニコチンの毒によって他の農作物が育たないというものでしたが、そのことを不思議に思ってもいました。
しかし、今回はタバコの裏作にソバをやって見えるようで、そのことが迷信じみたことだと思えもしました。
実際のところはどうなのでしょうかね。
投稿: ぶちょうほう | 2008-06-08 16:55
ぶちょうほう様、こんばんは。
タバコの花は子供の頃に見た覚えはあったのか、なかったのか・・・その辺のところはよく憶えていないんです。
花はたぶん咲きそうになると摘まれていたのだろうと思うのです。私の子供時代の記憶の中ではタバコ畑のあの大きな緑の葉っぱをつけた巨大な株が整然と植えられていたのが記憶に浮かびます。まだ小学校の低学年だったので、ことさら大きく感じたのでしょうね。小4の終わりごろに西讃の今の実家の建っている町に引っ越したのですが、引越し先ではあまりタバコを植えているのを見ませんでしたし、今も植えてないようです。
03年ごろに今回の記事の場所から徳島側に下ってきた町でタバコ畑を数十年ぶりに見たときはほんとに懐かしかったです。
この記事でタバコが植えられている場所は、他の季節には間違いなくソバなど他の作物が植えられている場所です。ただ、ナス科の植物は連作を嫌うと言うのですが、タバコもまたナス科ですが、その辺りが関連がありそうですね。
投稿: keitann | 2008-06-08 23:07