東赤石でタカネバラを見るその8、ユキワリソウ三昧
八巻山山頂から北側斜面を覗きこんだら、ユキワリソウが咲いているのが見えました。
15日に来た時に東赤石の登りで咲いていたユキワリソウは、このときはすでに花が終わっていましたが、去年、6月末に来た時の記憶では八巻山の岩場にユキワリソウがたくさん咲いていた記憶がありました。
花は見頃は少し過ぎていましたが、それでも個体によってはまだきれいなものも見られます。
稜線から南面は陽射しがきついからか、もう咲いている株はほとんど見られず、風が冷たくて日当たりの悪い北面のがまだ咲き残っているようです。
岩と地面のはざまの奥で、まだきれいに咲いているユキワリソウです。
稲叢山に咲くユキワリソウを6月半ばに見てきたRさんの話では稲叢山に咲くユキワリソウよりかなり小さいそうです。橄欖岩という地質に咲くためでしょうか。
そうこうするうちに、登りの時に追い抜かれていった、男女二人づれの方たちがやってきました。
おそらく東赤石の三角点のほうまで行かれていたのでしょうね。
赤石山荘の管理に携わっている方とのことでしたが、管理人の方ではないとか・・。東赤石のことをよくご存知の方でした。
ユキワリソウの撮影がすんだら13時50分出発です。ここからが本日の一番の難所です。
行く手に見えるのは石室越へと続く岩稜地帯ですが、石室越まではいかず、途中で赤石山荘に向かって下る予定です。
岩場の向こうに見えているのが前赤石と思われます。
眼下に赤石山荘が見えてきました。ガスが濃い時はこの赤石山荘の赤屋根すら見えないときが良くあります。
稜線上はネバリノギランやヒロハヘビノボラズ、ウバタケニンジン、シライトソウなど様々な植物が見られます。
岩の奥で咲いているユキワリソウです。結局、八巻から山荘への下りでたくさんのユキワリソウに出会うことができたのでした。
この日撮影したユキワリソウの画像の中で、気に入っている画像です。
岩場にはこんな赤ペンキの矢印が記されているので、そのとおりに歩けば足場なども確保できます。
下を見ると、私たちと入れ違いで八巻山を出発された大所帯のパーティーのラストを歩かれている方が下っているのが見えます。
望遠レンズで撮影しましたから、私達との垂直距離はおよそ100m近いですね。
殺風景な岩の眺めがこの優しいピンクのおかげで、極上の眺めになっています。
もうすぐ、稜線をシコクギボウシの濃い紫色の花が彩ることでしょう。
一か所、ちょっと岩と岩の間隔が広いところがあり、そこが一番の難所です。
しかし、Rさん、思ったよりスムーズに歩き、ほっとします。
ここを超えれば、怖いところはありません。
keitann様 こんにちは
ユキワリソウが良く撮れていますね。
やはりカメラが力を発揮しているようで、画に奥行が広がったように思えます。
「お気に入り」の岩場のユキワリソウも岩の量感が生々しいですね。
上から4つ目の岩稜地帯ですが、これも迫力がありますね。
ユキワリソウの特徴をしっかりと覚えさせてもらえたと思います。
有難うございました。
投稿: ぶちょうほう | 2008-07-06 14:21
ぶちょうほう様、こんばんは。
去年はユキワリソウを目前にして、デジカメを忘れ、携帯のカメラでしか撮れないという残念な思いをしましたので、今年は去年の分まで思いきり撮影できましたよ。
やはり一眼はピント合わせなどが早くて、力を発揮してくれますね。実は昨日も東赤石を歩いてきたのですが、思いもよらず、雨に降られ、キソチドリの綺麗な個体をコンデジで撮影しましたが、帰宅して画像チエックしたら、やっぱりピンボケでした。
上の画像の岩稜地帯は去年は歩いている場所ですが、あまり踏まれてない場所で、ルートがはっきりせず、歩きにくかったです。実はここを通り過ぎ西赤石まで縦走すようという計画も6月末にあったのですが、これも雨で流れました。6月は週末がことごとく悪天候に見舞われました。
投稿: keitann | 2008-07-06 21:20