東赤石でタカネバラを見る、その6、サラサドウダン
トラバース道に出たら西に10分も歩けば、山頂へ向かう登り道がついています。ここからはちょっと急な登りですが、8月頃だとカキランなども咲いている楽しい道なのです。
前回来た時はキバナノコマノツメやユキワリソウをかなり見ましたが、今回は咲き終わったのか、かなり少なくなっていました。
今回はお天気がいいので、余裕があって、あちこちと景色や樹木なども見てみます。
そうしたら、目線の高さでサラサドウダンが咲いていました。ほんのり紅色の可愛いドウダンです。標高が高いせいか、地質のせいかあまり大きくならないようで、目線で可愛い花が見られるのが良いですね。
上を見上げるとこんな岩山が見えます。これは東赤石から八巻山への稜線上の一つのコブなのですが、3年前に末っ子と来た時には間違って、こちらへ登ってしまったことがあります。
ここまで来ると標高およそ1650m、タカネバラはさすがに蕾の株が多いですが、日当たりの良い場所のは一輪咲きあがっていました。
どんどん上に登るとやがて、赤石越といわれる鞍部に突きあげます。
ここはすでに稜線上で、そこを東に進むとすぐに東赤石のピークです。
その稜線上にこんな花が咲いていました。
去年も見ていますが、デジカメで撮影するのは初めてです。南アルプスでもヒョウタンボクを見ていますが、あれは何というヒョウタンボクだったか?
この前咲いていたシャクナゲはさすがに花は終わっていました。Rさんがツクシシャクナゲの見分け方を教えてくれました。
葉の裏がこんな風に毛があるのがツクシシャクナゲだそうです。
ホンシャクナゲでは毛がないのだとか・・。
勉強になります。
さっきまで見えていたチチ山が、ガスに隠れて見えなくなってしまいました。
山頂まで来ると、やはり青空ではなくなります。
東赤石は何度も来ていますが、快晴だったということはほとんど記憶にないです。
西を見ると八巻山の岩が見えていますが、稜線から北側はガスが上がっています。
この山系はだいたい、こんな具合に海側がガスっていることが多いのです。
この前は雨で時間がかかったように思うのですが、却って、雨で休憩もゆっくり取れなかったので、山頂着の時間は大差ありませんでした。
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