東赤石でタカネバラを見る、その7、岩場歩き
東赤石山頂には一組のご夫婦が先客でおいでています。
最近、団塊世代のご夫婦がリタイヤされて山歩きを仲良く楽しまれているのか、平日でも時折、そんなご夫婦を見かけます。
私たちはトラバース道に出たときに軽く食べてはいましたが、ここで、一応、お昼にしました。
展望も思ったよりは良くて、東赤石でこれだけ見えれば良しとしなければいけません。
画像は前回も見かけた、岩に貼り付いて咲いているキバナノコマノツメです。高山の植物がこうして岩に貼り付いて咲いている姿はほんとに健気で、いつ見ても、いじらしいです。
私は遠視気味なので、八巻山に立っているポールも見えます。
八巻山頂の後ろに屹立したピークが前赤石でその左に見えている尖ったピークが西赤石?と思いましたが、その間を歩いたことがないので、これはあくまでも憶測です。
本当ならば、この翌日にでも東赤石~西赤石を縦走する予定が天気が良くないようなので、この日の東赤石登山になったのです。
お昼を食べたら13時に出発です。
いつも山頂で咲いているイワキンバイはまだ咲いていませんでしたが、Rさんが山頂手前の岩で咲いていると教えてくれました。
先ほど、出会った8人のパーティーの方たちが、東赤石山頂から少し東のほうから歩いてきました。
東のほうにちょっと広い場所があるそうです。赤石山荘にはやはり稜線伝いに行くとか・・。
Rさんが何ランだろう?と訝っていたラン・・。もしかしたらカキラン?と言っていましたが、やはり図鑑で見るとカキランのようですね。稜線沿いにかなりの数見ましたが、こんなにカキランが多かったとは思いませんでした。
花を見るまでにはあと一ヶ月ぐらいでしょうか。
八巻山~東赤石の稜線はダイナミックな岩場歩きを楽しめる場所です。
画像中に女性が二人よじ登っているのが見えますでしょうか?
先ほどの大所帯のパーティーの最後尾の人たちです。
Rさんが「あんなところを登るの?」と驚きますが、実際にその場に行くと、それほど怖い登りではありません。
奇岩がいっぱいの八巻山です。
いつもオトメシャジンが咲いている8月ごろには一緒に咲いているタカネマツムシソウはまだ蕾でした。
もう一度来ないとね・・。
ちょっと、よそでは見ない光景です。
シコクギボウシの株もいっぱい見ましたが、花にはほんの少しだけ早かったのでした。後一週間もあれば咲いているだろうなという株が数株ありました。
シコクギボウシは紫色が濃くて、綺麗なギボウシです。
keitann様 こんにちは
面白いものが満載ですね。
仰言る様にダイナミックな岩場はこれだけのために此処に来ても充分満足できますね。
そして四周の山岳景観の優れていそうなこと・・・。
そして、山の草花がまた珍しいものが多いですね。
カキランにこんな姿があるなんてことは小生の知識の中にありませんでした。
今後どのように変化していくのか知って見たいですね。
シライトソウも思いもしない場所で、素晴らしい眺めを創っていますね。
紫色の深いギボウシですね。初めて拝見したような気がします。
投稿: ぶちょうほう | 2008-07-03 10:59
ぶちょうほう様。こんにちは。
この東赤石山周辺は四国では珍しく岩場歩きを楽しめるコースになっています。
おまけにこの山に固有の花も初夏から初秋にかけて次々と咲くので、夏には二度は登りたい山です。
なんといっても6月末のタカネバラ、8月初めのオトメシャジンとタカネマツムシソウは圧巻ですね。
ロングコースなので、足の弱い方や体力のあまりない方にはちょっと厳しいのですが、それだけに汗をかきながら登った人だけが見られる花々が満載です。
山岳景観も、四国の高山はだいたいが笹に覆われていることが多いのが、ここは岩がごろごろしているので、山だけでも結構、被写体になります。
カキランはこの山に咲く花ですし、以前登った時にちゃんと見ているので、間違いはないのですが、花の咲く前の姿は同行の野草友達に言われなかったら、ネバリノギランと間違うところでした。
やはり、野草に詳しい方と行くと勉強になりますね。
シコクギボウシは、今週末にも東赤石に登る予定ですので、運がよければ咲いた姿を見られるかもです。
投稿: keitann | 2008-07-03 16:25