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2008-10-10

秋晴れの石鎚東稜に登る、その7、天狗岳と弥山

南尖峰から天狗岳に向かって歩いていくと、今まで東稜では誰ともすれ違わなかったのに、急に人を見かけるようになりました。弥山から天狗、天狗から南尖峰へと、私たちと逆のルートで歩いてくる人がいるのです。

P9270024

     画像中央の白い服を着た人が立っているのが、天狗岳で、その左に神社のある弥山が見えています。

P9270029 山頂直下にもリンドウがあちこちで咲いていて目を楽しませてくれます。

P9270033山頂近くから二ノ森方面を撮影します。

手前の藪はすでに少し紅葉し始めています。

P9270038 逆に北面を見ると、こちらでもドウダンが赤く染まっています。

石鎚の北壁は断崖絶壁になっています。

P9270040丈がわずか20センチほどなのに、健気に実をつけているナナカマドです。

強い風が吹きつけるのか、北壁の植物はどれも小さかったです。

P9270045 ミヤマトウヒレンが少しだけ咲き残っていました。しかし、ほんとんどの花は咲き終わっています。

P9270049 北壁方面を見下ろすと岩がいっぱい見えます。登ってきた東稜の岩でしょうか?

北壁はほとんど垂直に近いザレ場になっていて、これは高所恐怖症の人なら覗きこむだけでも怖いでしょうね。

P9270061

13時32分、天狗岳着。

東京からはるばる来たという男性に、道標の横で、写真を撮りたいので、シャッターを押してくださいと頼まれました。

一日2便のバスで土小屋まで来て、登ってきたそうです。

この後も流石に百名山だけあってか、全国から来ているらしい登山者に会いました。

P9270055 天狗岳から弥山を見ると、人がたくさん見えます。

7年前に来たときも弥山にはたくさんの人がいたことを思い出しました。

四国の山はだいたいが静かな山が多いですが、石鎚と剣山だけは百名山になっているからか、日曜などは数十人の人がいるようです。

P9270063 天狗から南尖峰のほうを見た画像です。

P9270074 しばらく休憩したあと、13時50分、弥山のほうに歩き始めます。

沢の緑をバックに色づき始めた木々が美しく、歩きながらも視線はあちこちを彷徨います。

弥山と天狗の間は道もたくさんありますが、行き来している人も多くて、ちょっとうっとうしいです。まるで、街中並みの混雑というか・・。確かに私も人の多い山は嫌いなので、弥山は素通りでよいと思いました。

P9270077シシウドかツルギハナウドでしょうか?セリ科の花が全体に茶枯れてしまって、すでに夏が終わっていることを告げています。

P9270080 弥山の手前には鎖場がありました。下ってくる女性が半泣きになっています。どうやら連れの男性が強引に天狗まで意向と誘っていやいや歩いている様子。無理強いはいけませんね。

鎖場や岩場は、のぼりより下りのほうが格段に嫌なものです。

P9270081 鎖場の近くで見かけたのはクロソヨゴでした。東赤石でもよく見ますが、この時期は実が赤く色づいています。

P9270086弥山に着きました。

神社の時計が午後二時を指していますね。

これでも人が少ないほうだそうです。

コメント

ステンレスの丸い案内板?みたいのが出来てますね
今年のお正月にはなかったような・・・

たぶん、この丸いのは、方位とか、見える山の名前が書いてあるんじゃないでしょうか。
実を言うと弥山はほんとに素通りしてしまったので、これも見てないのですよ。
画像を一枚撮るのがやっとでした。

この丸いのにも「後は崖で危険です」と書いてありますね。
剣山とは対照的な山容です。

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