秋晴れの石鎚東稜に登る、その7、天狗岳と弥山
画像中央の白い服を着た人が立っているのが、天狗岳で、その左に神社のある弥山が見えています。
山頂直下にもリンドウがあちこちで咲いていて目を楽しませてくれます。
手前の藪はすでに少し紅葉し始めています。
石鎚の北壁は断崖絶壁になっています。
丈がわずか20センチほどなのに、健気に実をつけているナナカマドです。
強い風が吹きつけるのか、北壁の植物はどれも小さかったです。
ミヤマトウヒレンが少しだけ咲き残っていました。しかし、ほんとんどの花は咲き終わっています。
北壁方面を見下ろすと岩がいっぱい見えます。登ってきた東稜の岩でしょうか?
北壁はほとんど垂直に近いザレ場になっていて、これは高所恐怖症の人なら覗きこむだけでも怖いでしょうね。
13時32分、天狗岳着。
東京からはるばる来たという男性に、道標の横で、写真を撮りたいので、シャッターを押してくださいと頼まれました。
一日2便のバスで土小屋まで来て、登ってきたそうです。
この後も流石に百名山だけあってか、全国から来ているらしい登山者に会いました。
7年前に来たときも弥山にはたくさんの人がいたことを思い出しました。
四国の山はだいたいが静かな山が多いですが、石鎚と剣山だけは百名山になっているからか、日曜などは数十人の人がいるようです。
しばらく休憩したあと、13時50分、弥山のほうに歩き始めます。
沢の緑をバックに色づき始めた木々が美しく、歩きながらも視線はあちこちを彷徨います。
弥山と天狗の間は道もたくさんありますが、行き来している人も多くて、ちょっとうっとうしいです。まるで、街中並みの混雑というか・・。確かに私も人の多い山は嫌いなので、弥山は素通りでよいと思いました。
シシウドかツルギハナウドでしょうか?セリ科の花が全体に茶枯れてしまって、すでに夏が終わっていることを告げています。
弥山の手前には鎖場がありました。下ってくる女性が半泣きになっています。どうやら連れの男性が強引に天狗まで意向と誘っていやいや歩いている様子。無理強いはいけませんね。
鎖場や岩場は、のぼりより下りのほうが格段に嫌なものです。
鎖場の近くで見かけたのはクロソヨゴでした。東赤石でもよく見ますが、この時期は実が赤く色づいています。
神社の時計が午後二時を指していますね。
これでも人が少ないほうだそうです。
ステンレスの丸い案内板?みたいのが出来てますね
今年のお正月にはなかったような・・・
投稿: アコモ | 2008-10-11 12:25
たぶん、この丸いのは、方位とか、見える山の名前が書いてあるんじゃないでしょうか。
実を言うと弥山はほんとに素通りしてしまったので、これも見てないのですよ。
画像を一枚撮るのがやっとでした。
この丸いのにも「後は崖で危険です」と書いてありますね。
剣山とは対照的な山容です。
投稿: keitann | 2008-10-11 18:25