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2008-10-11

貴船菊(きぶねぎく)

9月末のある日、お蕎麦でも食べに行こうと主人と車を走らせました。

お目当てのお蕎麦屋さんは混んでいて、残念ながら予定外のお店で食べたのですが、せっかく山里に来たのだからと、もう少し山の奥へと車を走らせました。

すると、思いもかけないところで、貴船菊と出会えたのでした。

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シュウメイギクとも呼ばれますが、私の頭の中では真白な5弁の花を咲かせるのがシュウメイギクでこの八重のピンクの花を咲かせるものは貴船菊ということになっています。京都の貴船神社に昔からたくさん咲いているそすで、そこからこの名前がついたそうです。

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因みにこちらが真っ白の花を咲かせるシュウメイギク(秋明菊)のほうで、これは毎年、我が家の庭にたくさん咲きます。

ピンクも白も花弁と見えるのはガク片で、キンポウゲ科の花ににはそういうことが多いです。

P9280292 白いシュウメイギクのほうは普通に庭で咲いていることが多いのですが、このピンクの貴船菊はなぜか山里でしか見かけません。

うんと昔に山里で多く植えられていた名残でしょうか。私の図鑑では「古い時代に中国から入ってきた栽培品が野生化したものと考えられている」とあります。

高知の梶ガ森付近の山里、香川では竜王山中腹の集落などで見かけます。日本の野山に自生していたものではないので、集落近くに咲くところなどはシャガなどと同じですね。

P9280281 これも同じく中国原産とされていますが、いまや日本の秋の光景として定着している感のある彼岸花。

今頃、まだこんな光景を出しているのですから、顰蹙を買いそうですが・・。

P9280286 県境付近の山奥になぜか骨董屋さんが集まった場所があります。

こんな山の中に?と思われるようなところで、びっくりしますが、もう5,6年前に友達から聞いて訪ねて以来でした。

P9280287 骨董屋といってもガラクタに近いものも多いです。

P9280295 びっくりするのは周囲の環境。ここは人里からかなり山奥に入っています。標高約700mはあるでしょうね。

山の中に忽然と骨董屋さんが現れるので、誰もがびっくりします。

P9280299 三枚セットの赤絵の浅鉢は3000円の値札がついてました。

昔、一度、こういうのを集めていたので、ウズウズしますが、食器棚もいっぱいになってしまったのでぐっと我慢します。

P9280300 こちらはそれほど良いものではなさそうですね。

P9280284 コーヒーと言う看板があったので、入ってみると、中はやっぱりどこかから買い付けてきた道具が所狭しと置かれていて・・。

うち一つの座卓にオバサンがコーヒーを運んできてくれましたが、コーヒーは美味しかったですよ。で、コーヒーが入った器はこれまたどこかの蔵に入っていたようなコーヒーカップでした(^_^;

P9280296 目の前に見えるのは竜王山でしょうか。

そしてその前の小さなお店には古い看板が・・・これも商品のようです。

P9280307 帰り道、道端で、マルバアサガオが咲いていました。

こんな山の中にも帰化植物が入ってきているのですね。

コメント

こんちは~
最近メチャクチャ忙しくてどこにも出かけてません(^^;
鉢植えの植替えはやってますけどね。

「八重のピンクの貴船菊=シュウメイギク」
でまちがいないようです。
キブネギクがシュウメイギクそのものであって、それ以外の一重の白いのとかは本来のシュウメイギクではないというのがどうやら正しいようです。

ただ現在では、みんなシュウメイギクで通用してますね。

加納さん、こんばんは。
お忙しそうですね。
どこにも出かけられないというのはストレスたまりませんか?
って、私だけかしらん?(^_^;
うちでも、クリスマスローズやらセツブンソウやら、植え替えを始めています。ユキワリソウも今年は少しですが
花芽をつけた株がありますよ。
私の手持ちの図鑑でも、シュウメイギクの画像として、私が画像で載せた八重のピンクの花のほうが掲載されてますね。
とすると、白いほうの花は、どこからどう入ってきたんでしょうね。
今はどちらかというと、シュウメイギクというと白いほうを思い浮かべるんですが・・。
花の名前も案外難しいものですね。
見てる分にはどれも綺麗で、申し分ないのですが・・。

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