紅葉の御来光の滝~愛大小屋~土小屋、その2、遡行
長尾展望所の駐車場には7時ごろには着きました。スカイラインゲートが土小屋近くにもあったことを知って、少々びっくりしました。reikoさんが、「あの山は何?」と尋ねますが、それは勿論、石鎚なのでした。石鎚は見る角度によって、ずいぶん姿を変える山で、瓶ガ森林道から見るのとは似ても似つかない、まるで槍ヶ岳のような屹立した姿を、スカイラインからは見せてくれます。
スカイラインを走るのは初めてというreikoさんと、瓶ガ森林道を走ったのは初めてという私とは良いコンビです。
長尾展望所から見る石鎚は、すでに山頂から標高1500ぐらいまでは紅葉も終わっている様子です。スパッツをつけたりザックにお昼ごはんなどをパッキングします。
展望所から見下ろすと、スカイラインの下のほうでは紅葉が見ごろのようです。
スカイラインのガードレールの前でいつものように御来光の滝を撮影です。
クリックで大きい画像を表示していただくと、中央に滝が写っているのがお分かりいただけることでしょう。
オリジナル画像を見ていたら、画像左のほうの中腹に白いものが写っているのに気づきました。位置的にどうも愛大小屋のようです。
御来光の滝から愛大小屋までの歩いたコースをおおざっぱに赤いラインで書き込んで見ました。
黄色いラインは面河道で、こちらはちゃんとした登山道です。
今回のコースは御来光の滝までは去年歩いていて様子は分かっていますし、愛大小屋から土小屋までは一般登山道なので、心配ないですが、滝から愛大小屋までが未知数で、どんな様子なのかが非常に気がかりでした。
エントツ山さんは記念写真がお好きなようで、何枚も皆で写真を撮ります。
例のカーブミラーのところで、ガードレールを乗り越えて、いよいよ下り始めます。reikoさんがしんがりを歩き、私はその前です。
撮影に良い場所はエントツ山さんが前もって教えてくれるので楽です。この画像はモミジを手前にして石鎚を狙う絶好の場所だとか・・。しかし、朝早くて、まだ光が射してないので、ちょっと暗い画像ですね。
あまりの急坂にreikoさんが驚きます。前を行く男性4人は、どんどん下っていき、後ろの私とreikoさんが遅れ気味です。エントツ山さんに「普通はセカンドやサードを弱い女性が歩くものですけど・・・」と言ってみます。しかし、「われわれの歩きはこんなものです」と・・・。
まぁ、急な下りですが、特に危険なところはないので、それでもいいのかな??
丁度300m下ると沢の音が聞こえ、河原に出ます。堰堤になっているところですが、堰堤の画像を撮り忘れました。
7時45分に河原に下ってきました。300mの下りですが30分弱で下ったことになります。御来光の滝の往復だと、帰りの登り返しが嫌になるのですが、今日は幸か不幸か??土小屋まで縦走するので、登り返しはありません。休憩は立ったままで、衣服の調整のために5分休憩とエントツ山さんのお達し。なるほど、reikoさんからお聞きしていた休憩を取らずに歩くとはこのことかと、一人納得したワタクシメ。瓶ガ森林道で朝焼けを見たときはあんなに寒かったのが嘘のように、下っただけで汗をかいたので、ウインドブレーカーを脱いで、速乾の長袖Tシャツ一枚になります。
河原の辺りは紅葉が始まっていて、なかなか良い感じです。
画像中央はブナだと思いますが、丁度良い色ですね~。
この一週間というもの、雨がほとんど降ってないので、予想通り、渡渉もこの調子なら楽でしょう。
紅葉しかかった中を歩くのはマーシーさんとエントツ山さんです。
去年は最初は左岸沿いの遊歩道を歩いたのですが、この日は水量も少ないので、そのまま河原を10分も歩かないうちにブルーシートの巻いたのが木にぶら下がっているところにきました。
このブルーシートが沢の右岸についた巻き道の入り口の印です。時刻は7時55分。
道沿いにツチアケビの実を発見ですが、もうあまり綺麗な状態ではありません。
8時15分、巻き道から河原に下りてきて、最初の渡渉点に着きます。
ここは普通に石の上を渡ります。
後姿はエントツ山さんです。
すでに渡り終えているマーシーさんとペーコさんが、reikoさんと私が滑って転ぶところをスクープしようとカメラを持って待ち構えていますが、残念ながら誰も転ぶことなく渡渉し終えました、(^_^;
赤いシャツがペーコさん、茶色のシャツはマーシーさん。
この後、しばらく左岸沿いの樹林帯を歩きます。
8時20分ごろ、綺麗なナメのようなところに出ました。七釜と呼ばれるところです。
紅葉は色付き始めというところでしょうか。去年は少し滑りそうにになった場所ですが、この日は岩が乾いてて、歩きやすいです。ラッキー・・。
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