08年、大忙しで総集編、9月~12月
ぎりぎりで、総集編の最後をアップできそうです。
一年間、ただ画像が多いだけで、勝手気ままなことを書いてあるブログをご覧頂ありがとうございました。良くも悪くも、3年以上も続いたことに、自分でもちょっと驚いています。
さて、9月になる前から、山では秋の趣があちこちに漂うようになり、9月ともなれば秋の花がしっかり見られるようになります。
実質は8月末に旅行した九州、湯布院と阿蘇でしたが、咲いている花も風情ももう初秋という雰囲気でした。
早起きして湯布院を一人で散策していたときに見かけたのは、四国では見たことがないナンテンハギでした。ブルーの花が好きな私にとっては、嬉しい出会いでした。
ツリガネニンジンとは姿かたちがちょっと異なります。
毎年、ミヤマウズラを楽しみにしている低山で、ミヤマウズラの株が数百株も根こそぎ盗掘されていたのには、言葉もないぐらいがっかりしました。
花を見に山に入り始めて以来、盗掘された花を何度か見てきましたが、これほど大規模な盗掘は見たことがありません。
売る事を目的とした盗掘としか考えられず、悲しくなります。
2年ぶりでチャボホトトギスを見ることができたのは9月も末のことです。
地面すれすれに咲く黄色い花は、あどけない童女にも似たような花です。
瀬戸内海沿岸にしか咲かないセトウチホトトギスも、9月末には咲き誇ります。
タカネハンショウヅルを今年は良いタイミングで見ることができました。
秋の花では御馴染みのツルニンジン・・・四国の山ではよく見ることができる花です。
アケボノソウも山に登るために林道などを車で走っていると、あちこちで目にする花です。
草丈は高いですが、花の作りや模様は精緻極まりないです。
四国の秋を代表するようなアサマリンドウの花は素晴らしいスカイブルーの花色がなんともいえません。
オニバスは野草には関係ない有人の誘いで、比較的近くのため池に見に行ったものです。
近所の方のお世話のおかげで絶滅せずにすんでいるのですね。全国的にもかなり減っている貴重な植物との事です。
9月末には山仲間のおかげで念願の石鎚東稜というルートに登ることが出来ました。
途中、オオルリが私たちの前で10分間も姿を見せてくれました。
めったに見られない鳥なのでラッキーでした。
帰りには大量の実をつけたサルナシに遭遇・・・実を少しだけ頂いてきて、今、サルナシ酒ができあげっているところです。
阿讃国境のそば畑は、信州の蕎麦畑にも負けないぐらい、ロケーションが素晴らしいので、ここ2,3年、毎年のように見に行っています。
四国ではあまり見かけないオケラの花に今年初めて見ごろの時期に会えました。
去年に続き、今年も落合峠から矢筈山に登りましたが、今年のフウリンウメモドキの見事さには驚きました。
私の好きなリュウノウギクがまず、標高1000mの山から咲き始めます。
2年ぶりに見に行ったツクバネの実です。今度は茶色くなった姿も一度見てみたいものです。
誰もが愛するセンブリの花は高山から低山まで分布しますが、10月末には標高1000mが丁度見ごろです。
10月末には御来光の滝から石鎚まで登るというちょっとハードな山歩きを経験できました。
意識して走るのは初めてだった瓶ガ森林道から見た朝の四国の山並みです。
11月初めには、学生時代の山の同好会の先輩方と信越国境に小旅行をしました。
学生時代にさえあまり見た記憶がない浅間山を見ることができました。噴煙を上げています。
ブナの木が四国のものより細くてちょっと意外でした。寒いのであまり大きくなれないらしいです。
11月末に、足摺方面に花行脚に行きました。
ムラサキセンブリが1000株は咲いていようかというそのスケールに圧倒されました。
足摺の11月から12月にかけてはノジギク、アゼトウナ、ハマナデシコのお花畑があちこちで見られます。
山ではとっくに花が終わっていても、高知の海辺ではまだまだ花盛りです。
すさまじい数のツメレンゲとノジギクが誰にも注目されることなく咲いている断崖です。圧倒されました。
野生のサザンカにも思いがけず出会えて、充実の散策となりました。
HPやネットを通じて、新しく山友達が出来たのも、今年の収穫です。
12月初めの忘年ハイクでは、高知の海岸ほどではないにしても、香川の低山も侮れないなと、思いました。
シマカンギクがまだまだ見ごろでした。
いつもなら12月上旬には遠出はやめるのですが、思い切って、室戸に行ってきました。
結果は上々・・・見たかったシオギクの花をたくさん見ることができたのでした。
こちらも一度見てみたかったヤッコソウですが、ちょっと花の時期が終わっていたので、来年は11月に行きたいですね。
園芸種ですが、キバナアマと水仙がこれほど咲いているのを見て、室戸の温暖さをしみじみと感じました。
ブーゲンビリアやハイビスカスにも驚いてばかりでした。
正真正銘の春の花、ジロボウエンゴサクまで咲いていたのにはびっくりでした。
来年の春の訪れは早いことの象徴でしょう。
最後にこれも期せずして、ダルマ夕日を眺めることが出来ました。
一年の締めくくりに、ふさわしい画像となったでしょうか。
皆様、一年間、ほんとにありがとうございました。
どうぞ良いお年を・・。
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