08年、高知花紀行、その5、足摺の名もない海岸で
去年の12月に足摺方面に訪れた時には、最初にやはり足摺岬にいくつもリにしていたのが、車内で女3人で喋りながら運転していたら、四万十川を渡ってすぐに左折するのを曲がりそびれて、とうとう、気がついたら宿毛までの道のりの半分を走っていたのでした。
去年はそんな訳で、宿毛まで行ってから、帰りに大堂海岸などに立ち寄りながら土佐清水まで走ってきたら、時間が足りなくなって足摺岬には行けなかったのです。今年こそは、ちゃんと足摺岬に辿りつかないと・・・。
四万十川を渡ると、それまでの56号から321号、別名サニーロードを走ることになります。道は最初は四万十川の左岸を走りますが、そのうちに川から離れます。足摺岬には八十八か所の霊場である金剛福寺があって、この道は遍路道にもなっているようです。11月の日曜とあって、たくさんのお遍路さんが足摺岬を目指して歩いています。
足摺岬までかなり近づいたと思うころ、車道から下を見下ろしたら、ノジギクが海岸に群生しているのが見えました。ツワブキやハマナデシコも咲いていて、海岸まで下りられそうです。
海は真っ青で、いかにも太平洋の海の色をしています。
↑画像は、そんな海岸に下りてすぐの岩場で咲いていたノジギクとアゼトウナを太平洋を背景に撮影して見たものです。海の色なども、11月末の海の色とは思えませんね。
それまでにも、何度か海沿いの旧道を走って見たのですが、樹林の中はこんな様子でした。
去年の大堂海岸でも感じましたが、海岸の近くの林は常緑樹ばかりなので、真冬に来ても青々と茂っているのです。
ヤブツバキの木もあちこちに生えていますが、まだ花芽は固そうです。
それでも1月になれば咲きそうな感じです。
艶のある葉っぱがいかにも海辺の植物で、これだけは容易に区別のつくアザミです。
海岸へと降りていく石段沿いには、なんとまだセンニンソウが咲き誇っています。
うちの畑に植えているセンニンソウはとっくの昔に種になっているのですが・・・いやはや・・。
岩場を見上げると、あっちこっちでノジギクやアゼトウナが咲いています。
陽射しがまるで夏なみにきついので、画像が白とび気味です。
真ん中のノジギクをズームしてみると、アシズリノジギクのようにも見えます。
もっと下の近寄れる場所で咲いていたのは普通のノジギクのようでしたが・・。
断崖にも咲いていますが、断崖と砂浜の境界にもこんな風に溢れるばかりのノジギクの花が咲いています。
ノジギクを見るには11月末から12月初めにかけては最高の季節のようです。
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