2年ぶりの笹ヶ峰、その5、下山
登りはきついけれど、下りは楽勝です。ただ、午後になっても凍結しているところもあるので、滑らないように気をつけて下ります。
滑落が怖い箇所は、ほとんどありませんが、それでも滑り落ちたら怪我はするでしょうね。
沓掛山が眼下に見え、丸山荘の赤い屋根が小さく見えています。
この画像を見ると、まるで夏山みたいに見えますね。
樹林の間にはまだ雪が残っています。
黄色いオーバーウエアは山仲間のTさんです。
彼女は一週間前にも寒風山に登られたばかりで、今年は雪山復活です。
ピッケル、アイゼン、ワカン、スノーシュー、すべてそろえていて、かつては雪の山もどんどん登られていた人です。
雪と落葉した木々とがとてもよい雰囲気です。
13時40分、丸山荘まで下ってきました。山頂を下り始めたのが13時ですから、下りは早いものです。
登りでは閉まっていた丸山荘の入り口が開いていました。
小屋の屋根で、管理人さんが修繕をされています。
屋根の抑えが、春一番の強風で飛んでしまっていたのを修繕されているようです。
午前中は積もっていた小屋の前の雪も、暖かさと陽射しとで解けかかっていて、水溜りになろうとしていました。
休憩していると、屋根の修繕から手を止めて、管理人さんが下りて来られました。
S君といろいろ、話をしていましたが、今はこんなに解けてしまっている雪ですが、お正月過ぎた頃にはかなり積もっていたとか・・。屋根の一部が飛んでしまったので、小屋の中が水浸しになったところもあるそうで、後片付けはさぞ大変でしょう。
そうこうするうちに、山頂で同じ頃に休憩していた4人ほどのパーティーが下ってきていたのですが、私たちより先に下って行きました。
13時55分、私たちも最後の下りにかかります。
冬場はなかなかこんな青空のときに山を歩くのは難しいです。
「宿」まで下ってくれば、あとはアイゼンも必要がないので、ここでアイゼンを外します。
泥道の上もかなり歩いたので、アイゼンが泥んこです。S君はアイゼンを新調したばかりなので、ぼやいてました。そういえば、山登りの装備を大事にするS君の30年物の水筒や木製のワカンにTさんも驚いていましたが、アイゼンの爪も自分で研ぐそうです。ピッケルのシャフトも学生時代からの愛用のピッケルのシャフトが折れたのを、新品を買う金額の倍の金額で修理してもらったとか・・。何十年も愛用していると、装備に対する愛着も並々ならぬものがあるのでしょう。
泥んこになったアイゼンを宿の近くを流れる沢の水で洗います。先に下ったパーティーの人もやはり同じように洗っていました。
振り返ると、笹ヶ峰の山頂がかなり遠くなっています。
この沢の様子も、まるで雪解け後の沢の様子ですね。
4月頃の雰囲気です。
この沢沿いにもチャルメルソウの葉っぱがいたるところで見られました。
最後の下りは、どこの山でも、どことなくけだるい感じを憶えます。
山頂まで私たちの直ぐ後を登っていた高知のパーティーは、紅葉谷経由で下ったようですが、とうとう下山では会いませんでしたし、車もまだ停めたままでした。
どこかでゆっくりと休憩しているようです。
登る前は、あまり気に留めなかったのですが、登山口にはこんな案内図もあります。
西条市内には4時ごろには着き、帰りは私の運転で帰路につきました。
帰りにもやはり加茂川近くから、石鎚の姿が良く見えました。
R11を東に走っているときも、赤石山系らしいやまなみも良く見え、冬場の展望の素晴らしさをあらためて知りました。
雪山というよりも春の雰囲気の濃厚な山歩きとなりましたが、今までにないほどの展望に恵まれ、素晴らしい山歩きとなりました。S君とTさんに感謝です。
こんばんは。
いつもながらすごい行動力ですね。
確かに夏山のようにも見える景色です。
チャルメルソウがたくさんあって羨ましいです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-02-21 20:08
多摩NTの住人様、こんばんは。
山登りをするものは、平気で四国中を走り回るので、特に行動的とは自分では自覚していません。
しかし、普通の方から見れば、よく言えば行動的、悪く言えば出歩き好き(^_^;でしょうか?
チャルメルソウは愛媛や徳島の山には多いです。
山に登っていると、どこででも見かける普通の草花です。
投稿: keitann | 2009-02-22 17:38
30数年前にスキーをしたのを懐かしく思い出しました
当時は革靴で竹ストックでしたからねぇ
素晴らしい山歩きとなったようで、よかったですね
お疲れさまでした
投稿: アコモ | 2009-02-24 10:04
アコモさん、こちらにもコメントをいただありがとうございます。
笹ヶ峰のスキー場、以前はやはり利用されていたんですね。
小屋の上が草原になっているので、なんだろうとはいつも思ってたのです。
竹のストックは見たことがありません。
私が東京に居た頃、仲間でスキーをする人も多かったですが、ストックは竹製ではなかったような・・。
もっとも四国でする分には、スキーの装備もそれほど本格的にそろえる必要もなかったかもしれませんね。
昔はレンタルの道具もなかったと思いますから、スキーにしろ、山道具にしろ、本格的にそろえるのは大変でしたよね。
投稿: keitann | 2009-02-24 21:28
丸山荘にレンタルのスキー道具があったんですよ
ワイヤー式のビンディングでした
黄金ゲレンデとカモシカゲレンデだと記憶してますが、林をはさんで上と下にありました
歩いて登った分だけ滑れる、シンプルなスキーです
投稿: アコモ | 2009-02-26 11:38
アコモさん、こんばんは。
丸山荘に当時からレンタルスキーの道具があったんですね~。
そうと知っていれば、瓶ガ森に登らず、笹ヶ峰に登っても良かったかな?
大学3年の春休みに瓶ガ森に登ったことがあるんですよ。
当時のゲレンデは下りのときにS君から説明を聞いたので、コースはだいたいわかりましたよ。
上から見ると良く分かりますね。そうそう、林をはさんで上下に分かれてましたね。
投稿: keitann | 2009-02-26 22:15