山陰日帰り花紀行、その8、イズモコバイモとイカリソウ
大江高山に登ろうかなと思ったのも、もしかするとイズモコバイモに会えるかもしれないという期待があったからです。
たまたま、前向きに咲いているイズモコバイモの花が咲いていました。
葯は白色です。
実を言うと私の図鑑にはイズモコバイモは記載がありません。
そこで、ネットで検索すると、イズモコバイモが種として認識されたのはまだ20年前ぐらいのことなのだそうです。まだ確認されて比較的新しい種なので、記載がないのでしょうか。因みに私の図鑑は1996年に初版がでているようです。
模様はトサコバイモのような網目状の模様ではなく、ホソバナコバイモと同じような条線という線があります。
釣りがね状の花がうつむいて咲く姿はなんとも可憐です。
そうすると、やはり、咲き進んだ株は葉っぱが緑色になるということでしょうか。
それにしても、2本には新種と言われているトクシマコバイモを含めると、コバイモは8種類が自生するそうですが、これで6種類を見たことになります。
あとはカイコバイモとコシノコバイモの2種類を見ていないだけですが、これも5年以内ぐらいには見られるといいのですが・・。
イカリソウは四国では白いイカリソウしか見たことがなくて、それも私が見たことがあるのはサイコクイカリソウだけです。
大江高山にはイカリソウの葉っぱはあちこちで見受けられました。
ただ、花にはまだ早かったようで、咲いているのはほんの少しでした。
この山で咲くのはトキワイカリソウといって日本海側に咲く種類なのだそうです。
色も華やかで花が比較的大型で、四国で見るイカリソウとはずいぶん感じが違いました。
keitann様 こんにちは
イズモコバイモのいろんな角度や、たくさんの過程のものを珍しく拝見しました。
裾が開くと感じもまた変ってきますね。
小生はきょう山を歩いてきましたが、コバイモには一度も出会えませんでした。
自分の住んでいる地方では、こういうものは珍重されて、皆さんが持ち帰るようですね。
ですからもう、姿を見ることがとても少なくなってしまいました。
keitann様が歩かれたこの山ではまだ、株数は激減してはいないようですね。
イカリソウの赤い花は、どの辺から出てくるのでしょうね。
愛知県や三重県では白花が主体のようでしたが、南アルプスのスーパー林道では赤花だったような記憶があります。
こういうことはどういう要素が起因するのでしょうね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-04-18 17:28
ぶちょうほう様、こんにちは。
昨日は1日、徳島の山に花散策で出かけていて、帰宅後はちょっと遅くまで仕事でしたので
お返事が遅くなりました。申し訳ないです。
イズモコバイモはまだ比較的新しく見つかった種で、私の図鑑にも記載がなくてびっくりしました。
コバイモ自体がまだまだ、分からないことが多い植物だとのことです。
イズモコバイモも盗掘がひどいそうで、山の麓の町では町を上げて保護に取り組んでいるとか・・。
御地のほうの山で咲くミノコバイモは名古屋という大都市を控えているだけに、山への入山人口が
多いでしょうから、盗掘もまたこちらよりひどいのだろうと思います。
昨日私が行った徳島の山では、トクシマコバイモが去年より増えていて、環境が保たれていることを
嬉しく思いました。
イカリソウの赤いのはトキワイカリソウというようですが、図鑑では日本海側に自生となっていましたが
鳥取と岡山の県境付近でも咲くようです。太平洋側では白花が多いようですね。
南アルプススーパー林道にもイカリソウが咲くんですね。
高知や岡山のイカリソウは石灰質の土壌に咲くそうで、種類で言えばオオバイカイカリソウやヤチマタイカリソウ
などだそうです。これらは白花のようです。
投稿: keitann | 2009-04-19 12:59