緑滴る雲早山、その4、ブナの芽生え
ブナの芽生えは2,3年前にも石鎚山系の稜線で見ています。ブナは確か数年に一度、一斉に実をつける年が合って、その翌春はその付近にかなりのブナの芽生えが見られるとか・・。
それにしても可愛い芽生えですね。
10時58分、再び、山頂に向けて歩き始めます。
私たちより10分ほど早く登っていかれた年配の男性と不思議なことにお会いしません。普通なら、登った道を下るしかないコースだと思ったのですが・・。
稜線は相変わらず、ガスが濃くて、時間が経つに連れて少しでも晴れてくるかと期待していたのですが、このぶんでは山頂もガスで、展望は期待できそうもありません。
それでも稜線伝いにブナの木なども見えてきて、ちょっと嬉しくなりました、
山道沿いの大きな木の株の株元に、ミツバテンナンショウが群生しているのをTさんが見つけました。
ミミガタタンナンショウは愛媛や徳島の高山ではいちばん普通に見られるテンナンショウですが、こんな姿はちょっと珍しいです。
辺りは鹿の糞のようなものがあちこちにあるので、この付近も鹿の食害に遭っているのかも知れません。ちょっと荒れているような気がしないでもありません。
道の両側には大きな岩なども見えて、岩にはコミヤマカタバミなどが咲いているようですが、生憎のガスで、花は開いていません。
雨は降ってないですが、ガスのために木々も花も水分をたっぷりと含んでいます。
辺りにはブナの気もちらほらとありますが、芽吹きはまだのようです。
途中、北に下る分岐があって、たぶんそれがシャクナゲ尾根だろうと思いました。
登山口付近のハルトラノオは花が終わっていましたが、山頂近くでは何とか咲いている花を見ることができました。
標高は残念なことに1500mをほんの5mだけ切っているのですね。
赤味が強いので、もしかしたらツルギミツバツツジかな~などと思いましたが、正確なところはわかりません。
シロモジの花も咲いているのですが、ガスのために淡い黄色の色がくすんで見えます。
風は北側から吹き付けるので、山頂から南側にちょっとでも下ると、風を避けられます。
しかし、先ほど休憩したばかりなので、座って休むことはせず、花を撮影したら直ぐに下ることにしました。歩いてきた道をそのまま下っても良かったのですが、先ほど見えた分岐が恐らくシャクナゲ尾根だろうと思い、朝、家を出る前に急いでプリントアウトしてきた地図を見てみます。そうすると、先ほどの分岐はやはりシャクナゲ尾根で、この尾根のことは主人の友人で2,3度山にご一緒している方からも聞いた事があったのです。
11時30分、下山にかかります。
こんにちは。
ブナの芽生えは可愛いですね。
もちろん私は見たことはありません。
本当にお詳しいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-05-17 15:59
多摩NTの住人様、こんばんは。
ブナの芽生えは3年ほど前高尾山でも、ものすごくたくさん見られたらしいですよ。
ブナは5年に一度ほど、実をたくさんつける年が会って、その翌春はブナの双葉が
一斉に芽吹くらしいです。
私もブナ好きの仲間がいろいろと教えてくれるので、わかるだけで、自分だけではとても
わからないことだらけなんですよ。
投稿: keitann | 2009-05-17 21:28
ミミガタではなくミツバテンナンショウだと思います
http://www.ne.jp/asahi/photo/takeno/yasou/mi/mitsubatennanshou.html
投稿: とおりがかり | 2009-05-19 01:58
とおりがかりさん、ありがとうございます。
仰るとおり、ミツバテンナンショウですね。
早速訂正しておきます。また、間違いなどございましたら、
よろしくお願いいたします。
投稿: keitann | 2009-05-19 22:48