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2009-06-13

天狗塚~牛の背、雄大な稜線を歩く、その3、

10時6分、休憩場所の1476mピークを出発します。Hさんのパーティーは5分ほど前にすでに出発されています。「ここからの登りもきついからね」とHさんのパーティーの方が仰っていたので、少しばかり緊張します。

P6090796

古びた道標を横目で見ながら歩き始めると、しばらくは平坦な場所になっています。ダケカンバの木も1476mピーク前後から見え始めます。

P6090800 笹が枯れていることさえ除けば、新緑の木々がとても綺麗で気持ちよい場所です。

P6090801 ヒメシャラの木があったので、上を見上げてみます。

どこかに花芽が着いてないかと探しますが、見当たりません。

山ではヒメシャラの木を良く見ますが、花が咲いているのはほんとに見かけません。

もしかすると、咲いているのに気付かないだけかもしれませんが・・。

P6090802 オククルマムグラでしょうか。先ほどから白い小花が咲いているのですが、この場所は少し明るかったので撮影してみます。

P6090804 やがて、堂々たる大木が出てきました。

えらく大きな木ですが、ブナではないようですが、葉っぱがかなり上の方なので、何の木なのかよくわかりません。

P6090805 それほど数は多くないですが、ブナの木もこの付近から出てきました。

P6090806 ナナカマドと良く似た羽状複葉の葉っぱですが、花が咲いていないので、サワグルミかも知れないなどと話しながら登ります。

この辺りはほとんど花は咲いてなくて、樹木を楽しみながら登ります。

カエデの木もずいぶん多くて、秋の紅葉は見事なんだろうな~と思います。

P6090808 やがて、笹原の道になってきました。この付近から、登りがきつくなってきます。

上から早くもご夫婦が1組下ってこられました。

登山口にとめてあった車の方たちです。何でも4時出発で6時には登り始めたそう・・。その時間に登り始めたなら楽勝でしょう。

下のほうでは枯れていた笹が、この辺りでは枯れてなくて、良い感じになってきました。。

下のほうで枯れていたのは、それでは鹿が食べたのではなくて、カビによるものでしょうか?

P6090809 道の傍らに、こんな石のオブジェが置いてありました。

花の少ないコースなので、こんなものでもずいぶん楽しめます。

それにしても誰が置いてくれたんでしょう?

この後、登りのきつい場所があって、トラロープを垂らしてくれてあったので、勿論利用させてもらいました。

上のほうでなにやら話し声が聞こえます。どうやら、先行されたHさんのパーティーが展望を楽しんでらっしゃるようです。もう直ぐ樹林帯を抜けそうな気配で、俄然、楽しみになってきました。

P6090814

やがて3年前の夏に登った牛の背方面の笹原が見え始めました。あのだだっ広い笹原は牛の背に違いありません。

思わず歓声が上がりました。

どうやら森林限界を抜けたようです。

P6090816振り返ると 南の方角に祖谷山系の山なみが綺麗に見えています。

高曇りというのでしょうか、曇っているのですが展望は良いと言う感じです。

矢筈、落合峠、烏帽子、寒峰、黒笠山、その向こうには津志嶽と思われる山もしっかり見えます。

P6090819

こちらは寒峰から国見山、そして愛媛の山でしょうか。

しばし、足をとめて展望に見入ります。

P6090822 足元にようやく花らしい花が見えてきました。

草丈が異様に低いですがキンポウゲのようです。

P6090825 一方、下を見下ろすと、祖谷川沿いの集落がはっきりと見えます。

そういえば、3月には落合集落から、今登っている辺りの稜線を見上げたのですから、不思議ではないですね。

P6090829 登るに連れて、今度は天狗塚のピラミダルな姿が見えてきました。

こちら側から見るのは初めてなので、わくわくしてきました。

P6090831 目の前に稜線が見え、稜線に向かってHさんのパーティーが登っているのが見えます。

P6090833 私たちも後を追って、足早に歩いていると、牛の背が目線の高さで見えてきました。

P6090836 笹原のなかでフモトスミレが一輪だけ咲いていました。

P6090838 毎年どこかで見ている笹の花も咲いています。

P6090839 100mほど先に道標が見えてきました。あそこが天狗峠のようです。

   

コメント

こんばんは。
新緑がとても綺麗ですね。
空気も美味しそうです。
いつも楽しんでいらしゃって素晴らしいと思います。

多摩NTの住人様、こんばんは。
この時期は標高1500以上まで登ると新緑が綺麗ですね。
空気が美味しいのは勿論ですよ~。
山に行くと、元気はもらえるし、花には会えるしで、ついつい、いつも山にばかり
足が向いてしまいます。

フモトスミレが一輪、、、、
ず〜っと,ひたすら読み進んで(その5を読んでから,その1に戻って順に),ここでストップしました。
なんだか一緒に歩いてる気分です。
それにしても,こまめにチェック(観察)して,撮影して,歩いて、、、すごいです。
自分で実際に歩いてみると、keitannさんのすごさ、すばらしさがますますよく分かりました。
あちらに(私の山行を)書かねばと思いながら、こちらを読んで,観察不足,写真不足を考え、ため息をついてます。
ほ〜んとに楽しいです! いつもありがとうございます。

プルメリアさん、こんばんは。

昨日はSさんと一緒に八つに行かれたそうですね。良かったですね。

キバナノコマノツメにもお会い慣れたようで、素晴らしいです。

私は八つには学生時代以来、もう30年以上も登っていませんよ。

是非、あちらのほうに山でであった花の記録もアップしてくださいね。楽しみにしてますよ~。

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