タカネバラ、下見、その５、キバナノコマノツメ
そのままトラバース道から山頂に登ろうかなと一瞬思いましたが、ここからはきつい登りになるので、ちょっと休憩を入れます。
道沿いに岩があって、どうやらその岩の横に踏跡があって、岩の上で他にも休憩している人がいるんでしょうね。
岩の上に座って、南の山々を見渡しながら、行動食を食べます。西は冠山から平家平の稜線、そして三ツ森山～大座礼～東三ツ森へと東西に伸びる稜線、その後方に見えているのは稲叢山方面でしょう。
笹ヶ峰には生憎とガスがかかっていて、確かこの前も笹ヶ峰方面はガスに覆われてましたっけ。あの辺りはガスが良くかかるのかもしれません。
12時2分、いよいよ山頂に向けて登ります。
本日最初のキバナノコマノツメが咲いていました。
去年は直登道の分岐のところにも咲いてましたが、今年はなぜかそこでは見えず、直登道途中で出会ったわけです。
でも、今年はすでに西ノ冠岳で出当っているので、落ち着いて撮影します。
毎年、ここで撮影する奇岩です。
東赤石は岩の山なので、奇岩の類が多いです。
傾斜がきついので、途中で立ち止まったりしながら登ります。
去年も見かけたカイナンサラサドウダンが見えてきました。
今年はやっぱり、どの木も花つきが良いみたいです。
イシヅチサクラの株も数本あって、赤いサクランボをつけていました。
丈が1.5ｍほどしかないカイナンサラサドウダンの花は私の目の前で咲いています。
撮影にもってこいでした。
今年はツツジ類の当たり年だったんでしょうか？
ほんのり赤い色がとても可愛い花です。
12時17分、赤石越を通過します。
去年はまだ咲き残っていたシャクナゲも、今年はすでに終わっていました。
コウスユキソウの花にはまだ早いです。
岩の狭間から丁度平家平が見えています。
12時28分、東赤石ピークに着きました。
人気の山ですが、平日なのとまだタカネバラには早いので、ピークを独り占めです。
気温は暑すぎず、寒すぎずで適温です。
珍しく、北面にもガスがかかっておらず、肉眼では新居浜の町や海まで見えています。
今まで東赤石には12，3度登っていますが、梅雨の時期に来ることが多いからか、海が見えることは滅多にありません。
この山はたいてい、稜線から北側はガスに覆われています。
山頂に生えているアケボノツツジの葉っぱと、吸い込まれそうな北面の谷・・・。
いつかは北面からも登ってみたいものです。
去年の秋ほどではないですが、二ツ岳もまずまず見えています。
鉄塔が並んでいる尾根は権現山から北に伸びる尾根のようです。
そしてこちらは、いつかは縦走してみようと思っている八巻山から西赤石に至る稜線です。
向かって右に延びる尾根は上兜山などの尾根でしょうか。
去年は見なかったと思うのですが、山頂でもキバナノコマノツメが咲いていました。
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