秋晴れの伊予富士を歩く、その2、アサマリンドウ
急登が一段落したら、山道はジグザグを切りながらついていて、歩き易い道になっています。
今日はアサマリンドウが咲いているはずと楽しみにしてきたのですが、登山口付近や登り始めのころは、まだ花芽の姿しか見ることができませんでした。
それが、登山口から200mほども登った頃、アサマリンドウの開花した姿に会えました。
やはり山の秋は山頂から下りてくるのですね。
アサマリンドウは陽射しがないと開かないのですが、この日は快晴で、この場所も日光がさんさんと降り注いでいますので、すでに開いていたのです。
1年ぶりのアサマリンドウとの対面です。
アサマリンドウを一番初めに見たのは笹ヶ峰だったか、それとも竜王山だったのか、今ではもう思い出すことも出来ません。
昔から青い色の花が大好きでしたが、もっと色の濃いリンドウよりも、なぜか、色の淡いこのアサマリンドウのほうが好きです。葉っぱも丸みを帯びていて、花の色も優しいからでしょうか。
ソフトクリームみたいな形をした花芽も愛らしいですね。
学名はGentiana sikokiana、学名に四国というのが入っているぐらいで、四国の山ではごく普通に咲いているリンドウです。和名は三重県の朝熊山に由来するそうですが、むしろ、四国のほうが簡単に見られるのではないでしょうか。
早く稜線に出ないかな~と期待が膨らみます。
オトギリソウはナツには散々見ましたが、9月ともなると赤い実になってしまっています。
花冠の中の縞模様がはっきりと見えます。
これが全部咲くと見事でしょうね。
こちらは夏には真っ赤な翼果がまるで花みたいに綺麗だったクロヅルです。
翼果は、すでに緑色の種のようになってしまったようです。
やがて、東の方角に一昨年の9月に登った寒風山が見えてきました。
一昨年は寒風山の姿はガスで見えなかったので、改めて、こんな山容だったのかと、納得しました。
植生が豊かな山ですが、岩が露出しているので、岩場に咲く花も見られるようです。
気持ちの良い、笹原の中の峠です。
ここを東に進むと寒風山、西に進めば伊予富士というわけです。
なだらかな稜線ですね。
あの稜線は確か2年前の春に歩いたのでした。
こちらは伊予富士方面ですが、伊予富士の向こうに見えている綺麗な形のピークがどうやら西黒森のようですね。
笹原がなんとも言えず、気持ち良さそうです。
岩がごつごつしています。
水分補給したら、9時22分に歩き始めます。
誰もいない笹原歩きは最高ですね。
すばらしいお天気だったのですね。
リンドウを見るには晴れてなくっちゃ!
あ〜、こんな笹原をのんびり(時間に追われないで)歩きたいものです。
こちらを拝見して、歩いた「つもり」になってます。
投稿: プルメリア | 2009-09-24 21:54
プルメリアさん、こんばんは。
そうなんです。こんなお天気のよい日は私も初めてでした。
アサマリンドウがばっちり開いてくれて嬉しかったです。
笹原歩きは最高でしたよ。
下山後に、林道沿いの花散策を予定してなかったら、ぜったい、山頂で
1,2時間はお昼寝してたと思います(^_^;
投稿: keitann | 2009-09-25 00:28