紅葉の岩黒山~手箱山へ、その7、白いツルリンドウ、そして下山
ツルリンドウが足元に一輪だけ咲いているのが見えたので、足を止めて覗き込んだら、なんとまぁ、白花のツルリンドウでした。
この時期にこんな標高の高い場所に咲いているのさえ珍しいのに、おまけに白花のツルリンドウだなんて、単独で歩いている私へのご褒美かも知れません。(^_^;
今まで何十回もツルリンドウは見てますが、白花は初めてです。
5月に歩いたときにも花はほぼ終わっていましたが、来年はこの場所でも花を見てみたいものです。
先ほどから足元に、小さな赤い実が落ちていて、上を見上げるとフウリンウメモドキなのでした。
そうそう、去年も足元の赤い実で気づいたんでしたっけ。
先ほどまでのハイペースの歩きもどこへやら、このトラバース道はすっかり撮影三昧となりました。
この辺りは確か、ウラジロモミの純林という説明板があった場所です。
ツリバナは今年はもう何度も見ました。
実のつき具合も良いですよね。
マユミは今年は剣山系でも裏年のようで、今年の初見は石鎚山系で見ることになりました。
誰かが何か落し物でもしてるのかと思ったぐらい、鮮やかな黄色をしたキノコ?を発見です。
先ほどから車の走る音なども聞こえ、土小屋は近いと思っていましたが、土小屋の直ぐ上まで帰ってきました。
頭上直ぐに、カマツカの真っ赤な実が見えていますが、登りの時は全然、気づきませんでした。
登りと下りとでは視線の角度が違うのか、のぼりで気づかなかった物が下りで気がつくというのは、よく経験することですね。
下りは16時でも17時でも良さそうなものですが、この日は自宅の夕食の支度をするつもりだったので、早く帰りたかったのでした。
どうしても間に合いそうもないときは、前もって娘にたのんでおくのですが、主婦業の手を抜くのはどうも嫌で、山に行くときだからこそ、家事の手を抜きたくないという変なこだわりがあります。(^_^;
土小屋には朝ほどではないですが、それでもかなりの数の車がまだ駐車していました。
朝はこの方角に綺麗に見えていた石鎚も、ガスに隠れてさっぱり見えません。
恐らく、瓶ガ森林道はガスの出ている所があることでしょう。
案の定、土小屋からすぐ東の辺りは濃いガスが立ち込めていました。
ブナが霧の中に霞んで見えるのが、光の下で見るのとはまた違った雰囲気でした。
この日歩いてきた手箱と筒上もさすがにガスがかかてちますが、それでも稜線付近は見えています。
あそこを歩いてきたのです。
視界が5mほどしかないほどガスの濃い場所もありましたが、それでも3分の2ぐらいはガスがかかてtなかったので、まだ走りやすかった方でしょうね。
赤く見えるのもたぶんブナでしょう。
車の中からの撮影です。
結局、西条に下ってきたのは5時ごろでしたが、朝にも見かけただんじりが、丁度、街から帰ってくるのに出会いました。
後方に見えているのは高速松山道ですが、街からこのあたりまでだんじりを引いて歩いて帰るのは、さぞかし大変だったでしょうね。
あまりの上天気に、急遽行き先変更した気ままな単独行でしたが、手箱山からの眺めを初めて見られた上に、紅葉も楽しめて、充実の山行となりました。
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