紅葉の岩黒山~手箱山へ、オオトウヒレンの花
岩黒山には誰もいませんでしたが、手箱越まで来ると、急に人の気配が濃くなりました。5月に私と友人が下ったように、鎖場を下ってくる人たちが見えています。
↑画像に白い鳥居が見えていますが、その奥に下ってくる方が写っています。
筒上のピークは標高1859mあるだけに紅葉も進んでいるようですね。
クサノオウバノギクのようです。
私の持っているレッドデータプランツという図鑑には絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっています。
キク科アゼトウナ属だそうです。
花はほとんど終わっていて、実になっているのが多かったです。
お昼を過ぎてさすがにおなかが空いたので、行動食を少し食べて、12時37分に手箱山に向けて出発します。
登り始めると、後から法螺貝のボーボーという音が聞こえてきました。
振り向くと、黒い服を着た人が、瓶が森方面に向かって法螺貝を吹いているようです。
信者さんでしょうか?
落ち着いた黄葉が見えますが、カエデのようでした。
このダケカンバの小群落は春に来たときにも記憶にあります。あのときはまだ芽吹きもしてなかったと思います。
高知の山々が良く見えます。
といっても、ここ手箱山は完全に高知の山なのですが・・・。
画像向かって右寄りに綺麗な山が見えているのは雨ヶ森のようです。
稜線を東に向かって歩くのですが、西を振り向くと、長く延びた尾根が見えるのは、笹倉湿原から筒上に登った時に歩いた県境尾根でしょうか。
あの登りは私の記憶の中ではなかなかきつい登りでした。
笹の中を通っていて、ほとんどアップダウンのない快適な道です。
瓶ガ森と西黒森が良く見えますが、瓶ガ森にガスがかかってきたようです。
瓶ガ森の西側は、どういうわけかいつもガスが出やすい場所なのです。
思いがけず、まだ綺麗に咲いているオオトウヒレンに出会いました。
綺麗な花というわけではないですが、インパクトのある花ですね。
こちらは南側の山で先ほども名前の出た雨ヶ森のようです。
こんなに小さな株では花もまだ咲かせられないでしょうね。
行く手に真っ赤に紅葉した木々に覆われた岩峰が見えてきました。
あれが手箱山だったかな?いやいや、5月に来たときも、何度か騙されたのでした。
ピークはまだもう少し先のはず・・・。
下のほうまで赤や黄色に彩られています。
やっぱり、手箱まで足を延ばして良かったと、心から思いました。
紅葉を楽しんで歩いている間に、13時10分、手箱山頂に着きました。
私にしては珍しく、コースタイムより10分以上も速く歩いていたのでした。
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