紅葉の岩黒山~手箱山へ、その6、下山を始める
手箱から眺める石鎚もなかなかのものですね。
弥山、天狗岳、南尖峰の3つのピークがちゃんと見えています。
しかし、ガスがそろそろ出てきたようです。
向かって左に特徴ある格好の山が伊予富士、その右にたぶん西門山と稲叢山と思われる山も見えています。
9月に山友達の方が手箱から名野川へ下られたところ、良いコースだったそうで、山頂から少しだけ西に足を延ばして様子を見てみました。
笹原の向こう側に何の木なのか真っ赤に紅葉した木が見えています。
はるか下に見えるこの尾根が名野川へと続く尾根なのでしょうか。
時間にして2時間ほどの下りの様で、私もいつかはこのルートを登ってみたいと思っています。
長沢ダム方面でしょうか、10月の初めには向こう側からこちらを眺めているのです。
そしてここからも、県境尾根がまるで壁のように立ちはだかっているのが見えます。
あの稜線が高知と愛媛の境です。
もっとゆっくり眺めを楽しみたいところですが、土小屋に15時半には下りたいので、13時半に下り始めます。
往路でいっぱい撮影したはずなのに、あまりに見事なので、またまた撮影せずにはおれません。
こんな快適な道ですから、歩き易いものです。
手箱越はもう直ぐです。
コースタイムよりもかなり早めのペースです。
この分なら、何とか15時半までに土小屋に着きそうですね。
後30分余裕があれば、筒上のピークも踏んで、尾根伝いに下りたかったのですが、仕方ありません。
石垣のところで真っ赤に紅葉しているのはシコクフウロの葉っぱなんですよ。
この辺りも綺麗でした。
筒上北側の鞍部を通過したのが14時半です。
14時45分に丸滝小屋に着いたので、ここで小休止を取ります。
自宅から持ってきたミカンをここで1個食べます。
丸滝小屋からの石鎚は、すでにかなりガスに巻かれているようでした。
これはまだガスが薄いときに撮影したものです。
丸滝小屋から土小屋までの巻き道歩きは1時間かかるかと思っていたのですが、地図を見るとコースタイムは35分になっていました。
これで、ずいぶん気が楽になって、少しのんびり歩くことにしました。
しかし、この辺りにリンドウがたくさん咲き残っていたので、早速撮影モードに入ってしまいました。(^_^;
しかし、展望もつかの間、巻き道を進むと、やがて樹林帯に入り、眺めはなくなります。
巻き道は岩黒山の西斜面を巻いているので、ところどころ、見上げると岩黒山頂方面が見えます。
この辺りは強風が吹かないからか大きなブナが多いですね。
こんにちは。
ブナの大木は良いですね。
樹の精がそこにいるような気がします。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-10-25 09:11
keitann様 こんにちは
昨日こちらに伺い、コメントを記したような気がしましたが、そのまま帰ってしまっていたようです。
失礼しました。
この記事を見て、山歩きに関する実にたくさんの要素が含まれていることに今更ながら気付かされました。
もっとも、山歩きとはそういうことの統合でもあるわけですよね。
山を歩く、そのアルバイトそのものに対する記述や、周りの植生、そして山岳展望、、地元の生活ぶりを匂わせ、信仰への微かな関心ぶりなど・・・・枚挙に暇がありません。
そういうことを、きちんと追って、さりげなく提示してくれている記事の纏め方を、大変興味深く見ています。
最後の三枚では、ブナノキへのkeitann様の傾注ぶりが良く現れていますね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-10-25 09:33
多摩NTの住人様、こんばんは。
ブナは春の芽吹きに始まって、新緑、紅葉、裸木の様子・・・どれを取っても
絵になる木ですね。
今回はブナの黄葉には少し早かったですが、それでも充分楽しむことができて
大満足でした。
投稿: keitann | 2009-10-25 22:53
ぶちょうほう様、こんばんは。
山歩きは計画から始まって、実際に歩き、帰ってから思い出すなど、何度も楽しめる
実に素晴らしい趣味だと思います。(私の場合は趣味という範疇を超えているかも・・)
私の場合は単に山の中だけでなく、行きの過程(車から見える風景など)も大きな要素と
考えています。
自宅を出たときから山旅が始まっているという考えです。
もともと、その土地土地の風物などにも、ずいぶん興味があるからかもしれません。
ブナは四国の山では馴染みの深い木で、四季折々の姿を興味を持って見ています。
学生時代にはアルプスなどの高山を主に歩いていたのでブナを良く知らなかっただけに
今頃になって、そういう視線で見ているのかもしれません。
投稿: keitann | 2009-10-25 22:59