初めて登る小豆島の山、その2、タンナトリカブト
草薙港から登山口の紅雲亭までは一日に数便のバスがあるのですが、生憎と第一便のバスは10時過ぎにならないと出ないので、タクシーを利用することにします。
そのまま紅雲亭に向かえば良かったものを、うっかり、高松で行動食とお弁当を買い込むのを忘れた私は、タクシーの運転手さんに頼んでコンビニへ寄り道してもらったので、料金が余分に要ったようです。Tさん、ごめんね。
この日は海の近くは靄が出ていて、山もはっきりくっきりという訳にはいきませんでしたが、それでもタクシーからは紅葉し始めた木々を少し見ることができました。
もっと人が多いのかと思っていましたが、時間が早めなのと紅葉にはまだ早いのとで、人の気配はあまりありません。
植生を前もって知ることが出来て、ありがたいですね。
道標はこんな風にところどころにあるのですが、この道標、登山用の道標というよりも名所、旧跡用の道標とも言うべきもので、後ほど、ちょっと首をかしげる場面も度々ありました。
今回は二万五千図を持参してなくて、分県ガイドに載っている地図が頼りなのでした(^_^;
道は山道というよりは最初は車道に近い感じの道です。
徳島との県境の山では10月21日に見ているのですが、もうこんな低い場所でも咲き始めているのですね。
因みに紅雲亭の標高は230mぐらいでしょうか。
草壁港は海抜0mなので、機会を見て、海辺から歩くのも面白いかなと思います。
リュウノウギクは徳島の標高1000mでも群生しますが、香川の標高300m程度の山でも見かけます。
シマカンギクもですが、意外と適応力のあるキクのようです。
小豆島の山ではどちらも見かけましたが、たくさん見かけたのはなんと言ってもリュウノウギクで、その点、小豆島以外の香川の里山ではシマカンギクのほうが圧倒的に多いのとは異なっています。これはリュウノウギクが岩場を好んで咲くからかもしれないと思いました。
何しろ今回登った寒霞渓付近の山は岩場だらけなのです。
歩き始めは樹林帯の中を通るので、薄暗くてぶれぶれ画像ですが、ミヤコアオイが多いのも驚きました。
ミヤコアオイは私が普段良く行く山にも多いのですが、今回の山行でも最初から最後まで良く見かけた植物です。
少し紅葉していて、種のサヤをつけていました。
ここのところ、カラスノゴマの花をあまり見てないので、これだけ咲いていたら大喜びするところです。
歩き始めてしばらくしたら、上の方から何か動物の鳴き声が聞こえてきました。
たくさんいるようです。
そうやらサルの鳴き声です。
小豆島にはサルがいて、上の子供達が小さい頃、小豆島に来てサルに襲われそうになって、子供が泣き出したことがありました。
Tさんはストックを持っていますが、私も用心して、木の枝を拾います。
サルは遊歩道沿いの木の上や地面の上に20頭以上もいたでしょうか。
群れを作っているようで、赤ちゃんザルもいましたが、幸い、こちらに向かってくる気配はありませんでした。
むしろ、私たちがいるのと反対の方向に移動し始めたのでほっとしました。
あまり目を合わせるとまずいかなと思って、急いでシャッターを切ったらぶれてしまいました(^_^;
この植物は最初、ミツバベンケイソウかと思っていたのですが、どうやらカンザシキリンソウのようです。
去年は閉鎖花しか見かけなかったのに、今年はあちこちで咲いているようですね。
これも小豆島で驚いたことの1つですが、わずか標高300m以下で、タンナトリカブトが咲いています。
そして、この後もずっと、山の頂上に至るまで、ほぼ途切れることなくタンナトリカブトの姿を見かけたのでした。
香川の山でもタンナトリカブトは見かけますが、それはある程度標高の高い山の話で、山のこんなに低い場所で見たことはありません。
タンナトリカブトと並んで多かったのはテンナンショウの仲間です。
これも登山口から山頂に至るまで、ずっと絶えることがありませんでした。
紅葉し始めたモミジの向こうになんともすごい岩場の眺めが目に飛び込んできました。
この眺めだけ見ると、この場所が標高500mちょっとぐらいとは思えません。
サネカズラは意外と海辺の低山に多いですね。
こちらの赤い実は、この秋もう何度も見ているシロダモの実です。
香川の山のゲンノショウコは白花ばかりですが、小豆島で見たのは赤花でした。
道は相変わらず遊歩道のような道幅の広めの道ですが、それでも標高500m辺りからは山道らしい良い雰囲気になってきました。
シマカンギクガ道路法面に咲いています。
シマカンギクはどちらかというと草姿が乱れることが多いのですが、ここのものは比較的すっきりして、綺麗でした。
シロヨメナでしょうか、背景にはマサキの実が見えますが、まだ色づき始めてばかりです。
我が家の庭のマサキと同じぐらいの色づき加減でした。
草丈1mはあったでしょうか。
横に生えているトリカブトが小さく見えますね。
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