海辺の山を散策、その2、アスファルトからコスミレ
遊歩道を歩いていくと、去年もコスミレを見かけたアスファルトの割れ目から、びっしりとコスミレの株が出ているのが見えました。
ところが花の咲いている株はたくさんあるにもかかわらず、全部、こんな中途半端な咲き方なのです。まだ咲き初めだからでしょうか。それとも雨が降っているとこんな咲き方になるのでしょうか。スミレは晴雨に関係なく咲くとばかり思っていましたが、まだまだ観察が足りないようです。
私が見た限りでは、コスミレはこういう場所をいちばん好むように思います。
それにしても、雨と土が顔に跳ね上がっていたのと、完全に咲きあがっていなかったのとで、もう一度撮影に行く必要がありそうですね。
株数は去年よりぐんと増えていますが、不思議と増えすぎた後は逆に数が減るのをよく目にします。
来年も観察の必要がありそうです。
去年もここで見かけたセントウソウもチラホラと咲いています。
小さい白い花は、花好きなものでないと見過ごしそうです。
しかし、早春の花の1つとして、毎年、どこかで見ては「今年も春が来たな~」と実感する花です。
オドリコソウはようやく咲き始めた株が少しあるという程度でした。
この場所はたぶん日当たりが悪いので、花の時期が遅めなのですね。
例年、桜が終わった後に行くと、良く咲いています。
4月上旬には満開になる、山頂の桜の花芽も膨らんでいるはずなのですが。この日の山頂はガスがかかっていて幻想的でした。
いつもナガバノタチツボスミレが群生する場所があるのですが、今年も早くもびっしりと咲いていて驚きました。
標高350mの山頂ですが、海に近いとあって、暖かいのでしょうね。
実際、この2日後に、少し内陸に入った山に行ったのですが、そこではナガバノタチツボスミレもまだあまり咲いてはいませんでした。
人の群れは眺めていると嫌になりますが、スミレの顔ならたくさんあっても嫌になるどころか可愛いですね。
あまり良い天気ではなかったのですが、思いのほかスミレが咲いていたので上機嫌で山から下りました。
この後、実家に立ち寄る用事があったのですが、どのコースを走ろうかと迷いました。
結局、しばらく走ってなかった海沿いのコースを取って、仁尾まで走り、そこから進路を南に変え、峠越えをしました。
今は道がいろいろ出来て山を越える道もいくつか出来ていますが、昔はこの海沿いの町から私が通っていた高校へ通っていた同級生達は、この峠を自転車で毎日越えていたのです。
車ですらかなり急な道ですから、たぶん自転車だと下りて押さなければいけなかったのでしょうね。
峠を越えて、下り始めると、道端に鮮やかなナヨクサフジが早くも咲いていました。
4月になるとあちこちで嫌と言うほど見かける花ですが、この季節に咲いているのはまだ珍しいです。
撮影していると、丁度近くでウグイスの初鳴きを耳にしました。
実家近くには精々標高400m程度の低山しかありませんが、3月から4月にかけてはそれでも様々な花を楽しむことが出来る良い季節です。
これはおまけ画像ですが、その後、実家の近くのスーパーで見かけて買って帰った小エビです。
観音寺沖の伊吹島で獲れたものだそうで、格安でした。
讃岐ではこういう小エビはバラ寿司に入れるかかき揚げにするか、唐揚げで食べるのです。
お寿司に入れるには頭と尻尾を取らないといけないのですが、結局かき揚げにして食べました。頭の先と尻尾だけハサミで切り落としてありますが、美味しいかき揚げがたくさん出来ました。
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