桜花爛漫ロングドライブ、その7、オドリコソウ、キケマン、ゲンゲ
山頂への往路で、何箇所も出群生していたのを見ていたのですが、先を急いでいたので往路では撮影しませんでした。
でも、この後は帰るだけですから、少しぐらいは時間の余裕もありそうです。
幸い、秋と違い、春は日も格段に長くなっていて、5時半頃までなら何とか撮影も出来ます。
オドリコソウは瀬戸内の低山や瀬戸内海の島でも、咲きますが、高知のものは花色のピンクが一際濃くて鮮やかで驚きました。
私の持っている山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」に掲載されているオドリコソウも撮影は高知市となっていますが、色が濃いですね。
艶やかな色で、まるで園芸種の花のようですが、これがあちこちの道端で群生している様子はなかなか見事でした。
ムラサキケマンも群生で咲いていますが、これはちょっとした山地ならたいてい嫌というほど咲いていますね。
シロバナタンポポとツーショットで咲いていますが、もう夕方だからかタンポポのほうは萎んでいました。
実はこの後、ジロボウエンゴサクも見たので、この近辺で3種類のキケマン属の花を見たことになります。
キケマンは香川の海岸近くや海に近い低山でもたくさん咲いています。
今週初めに香川の山でもずいぶん大きな株を見ました。
この仲間は種を飛ばすので、繁殖力が強そうです。
もっと高い山地に行くとフウロケマンなどが見られますが、低山の黄色いケマンと言えば、これですね。
それまでの道中で見頃のレンゲ畑のそばを何度も通ったのですが、車を停める時間がなくて、ここでゲンゲが咲いていて嬉しかったです。
今年の初見でした。
中国原産の二年草とのことですが、田舎に育った私などはレンゲ畑を見ると、子供時代を思い出さずにはおれません。
小さな流れのほとりにオオバタネツケバナらしい白い小花が咲いていました。
草丈も普通のタネツケバナよりかなり高いですが、頂小葉が側小葉よりかなり大きいとあります。
一部をトリミングしてみましたが、確かにいちばん先の葉っぱが横のものより大きいようです。
アブラナ科の白い花は、花だけ見てもほとんど見分けがつかないので、やはり葉が決め手のようです。
何しろ高知は全国一、桜の開花が早いのです。
この時点で、まだ1分咲きにもなってなかった香川とはえらい違いです。
この後はまっすぐ高即に乗るつもりだったのに、またしても停まってしまいました。
クサノオウが乱れ咲いていたのです。
クサノオウは香川の山でも、春先には咲き始めますが、こんなにたくさん咲くのは珍しいです。
夕方とあって、ピンボケになり申し訳ないです。
画像にはヤエムグラの葉なんで写っていましたが、我が家のヤエムグラはまだまだ咲いていませんから、やはり高知では花がそれだけ花が早いのでしょうね。
それも色の濃いジロボウエンゴサクです。
普通の車道の傍らにジロボウエンゴサクが咲いているなんて、香川ではあまり考えられないのですが、それが高知のすごいところです。
結局この日はジロボウエンゴサクと桜で始まったのですが、最後もジロボウエンゴサクと桜で終わりました。
長いドライブでしたが、最初から最後まで桜の花がずっと咲いていました。
それに桜につきもののスミレの仲間も7種類も見ることが出来て、スミレ好きには充実のドライブとなりました。
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