三月末の里山散策、ヒメハギ、シュンラン、センボンヤリ
山道の半分ほどを登ってくると、視界も良くなってきます。
毎年、ヒメハギが咲く場所までやってきました。ヒメハギの花は?と探すまでもなく、紫色の塊が見えました。いつもは、まだほんの咲き始めの頃に来るので、紫色を探さないといけないのですが、今年は時期が遅かったので、遠くからでも目につきました。
ヒメハギはなんと、ヒメハギ科なんですね。
私の図鑑に載っているヒメハギ科の植物はカキノハグサ、ヒメハギ、ヒナノキンチャクの3種類だけですが、ヒメハギ以外はまだ見た事がないです。
かなりマイナーな植物ばかりですね。
花の両側に花弁のように見えるのはガク片なのだそうです。
葉は常緑で、冬場も見かけます。
日当たりが良い場所ではイブキシモツケの花芽がより大きくなっています。
しかし、茶色く見えるのは去年の花の残骸なのです。
毎年、イブキシモツケの咲いている時期に里山に来ようと思いながら、いまだに実現できずにいます(^_^;
きちんと咲いている姿はこのときが、今年の初見でした。
アカマツの落ち葉が株元にいっぱい落ちていますが、こういう環境が好きなんでしょうね。
シュンランと言っても株によって、いろいろな花がありますね。
コウヤボウキの綿毛もさすがに散ってしまい、新芽が出ていました。
シュンランの撮影に夢中になっていて、ふと視線を反対側に落としたら 、なんとセンボンヤリの花が咲いていたではありませんか。
センボンヤリは野草散策を始めた初期の頃に見ていた大好きな花なのですが、ここ2年ほど見てなくて、残念に思っていたのでした。
春の閉鎖花は良く見かけますし、この山でも種をつけたのを秋にいっぱい見ているのですが、この後、その場所に行っても花は咲いていませんでした。
春の花は、意外と咲く条件が難しいのかもしれません。
山頂付近では、この日はヤマザクラはまだ咲いていませんでしたが、コバノミツバツツジは咲いている株も見られました。
ナガバノタチツボスミレのバックで地面に咲いているヤマツツジです。
こんなツーショットも珍しいですね。
この山はナガバタチツボスミレが圧倒的に多いのですが、それでもたまにはそれ以外のも咲いてるのですね。
キヅタの実もいっぱいなっていましたが、この実は野鳥などが食べるのでしょうか?
下山してきて、上を見上げたら、里山に多いコナラかアベマキと思われる木の芽吹きが始まっていました。
これが始まるとヤマザクラも咲き始めるはずです。
keiちゃん、里山もいろいろな花が咲いてるんですねぇ~。
ヒメハギはこちらの方と違って、花も葉もピンク色なんですね。
地面を這うようにして咲くので、好きな花です。
シュンランもいろいろなんですよね。
コウヤボウキ、これも大好きな花です。種から育てたのが有りますけど、なかなか花つきが悪くてね。
今年は一本枯れてるようです。
センボンヤリは、庭のどこかで芽を出します。
コバノツツジも良いですね~。
山ツツジも興味深いです。昨年、ゴヨウツツジなるものを見て、感動しました。
コクランも咲いてるんですか?
すごいなぁ~。
スミレも沢山種類が有るんですね~…山はいいねぇ~~。
投稿: まこ | 2010-04-06 20:48
まこさん、こんばんは~。
里山にも四季を通じていろいろな花が咲くんですよ。
ただ、夏は暑いのとヘビが出てくるので、敬遠してるんだけどね。
ヒメハギはこの辺のは葉っぱが褐色ですね。寒かったから、紅葉してる?でもないか(^_^;
トウゴクサバノオもトサコバイモも葉っぱが緑のと茶色のとありますね。
個体差かしらん?
シュンランはこの前TVで言ってたけど、山のを見ていると1000株に1つ、珍しいのがあるそうですよ。
でも、私は特に何でもいいんです。
コウヤボウキが好きなの?
通ですね~。この山にはナガバノコウヤボウキと言うちょっと変わったのも咲きますよ。
センボンヤリは私も時々、秋の閉鎖花の種を少しだけもらってきて播いてます。
でも、株はあるけど、まだ花は家では見てないわ。
コクランは里山には多いのよ。
投稿: keitann | 2010-04-06 23:05