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2010-05-19

5月初旬の皿ガ嶺、その2、ヤマブキソウ

風穴からは、去年と同じコースを辿ります。

木々の芽吹きの始まっている中、登っていくと、早速、ヤマブキソウが咲いています。

P5082276

この日はずいぶんと天気が良かったので、画像がどれもぎらついたような画像になっていますね。

ヤマブキソウを見るのは、実に7年ぶりでしょうか。

四国でも赤星山にも咲くということですが、私は皿ガ嶺でしか見たことがありません。

このヤマブキソウを見に来るだけでも皿ガ嶺に足を運ぶ価値があるというものです。

P5082294 皿ガ嶺の定番の花、ハシリドコロも終盤ながらまだ咲いています。

P5082297 上の方を見上げると、ヤブレガサがすでに傘を開いた状態で林立しています。

P5082304 フデリンドウも眩しいばかりの陽射しを受けて、開花しています。

皿ガ嶺では今までフデリンドウを見た記憶がないのですが、いつも登るのが早過ぎたからのようです。

P5082310 早くも撮影モードのreikoさん・・。

P5082319 今回はすっかり花が終わっているだろうと諦めていたサイコクサバノオの花がまだ咲いていてくれました。

手前の葉っぱはフタバアオイの葉っぱですから、サイコクサバノオの花の小ささが良くわかります。

P5082323 こちらも同じく小さな花で、サワハコベです。

P5082325 萌え始めた新緑の向こうには下界の様子がはっきりと見えます。

この分だと、展望も期待できそうです。

P5082329 ミズナラでしょうか、下から見上げるととてつもなく大きい木です。

皿ガ嶺は水気の多い山で、いつ来ても苔はしっとりしているし、花も生き生きとしています。

ブナの自生する山は、そういう山が多いようです。

P5082344

いつもの岩にシコクスミレの咲いているのが見えています。

去年来たときも咲いていましたが、シコクスミレを見るには丁度良い時期だったようです。

でも、去年、この近くで見かけたシコクミヤマスミレは、とうとう、綺麗に咲いている個体を見つけることは出来ませんでした。シコクミヤマスミレを見るには、もう少し早く来る必要がありそうですね。

P5082358 萼片の裏が赤いイチリンソウが咲いています。

5月初めの皿ガ嶺はイチリンソウがとても多く咲く山です。

P5082497 芽吹きを始めたばかりのブナの大木です。

P5082517 ヒメエンゴサクでしょうか。

皿ガ嶺の稜線近くにはピンクの花を咲かせる草丈の低いエンゴサクを良く見かけます。

P5082519 ツクバネソウもよそではまだまだ開花した株を見かけなかったのですが、ここ皿ガ嶺では開花している株をかなり見かけました。

P5082540 愛媛の山には多い、ミミガタテンナンショウは4月末にも多いですが、今回は標高の高いところでも見かけました。

P5082563 5月の皿ガ嶺にはミツバツツジも咲いているんですね。

やはり、4月だけでなく5月に来ても素晴らしい山です。

コメント

keitann様 こんにちは
先日面の木峠を歩いたときに、シコクスミレが咲くと聞いて、愛知県にも咲く場所があるのかと驚き、それを探しながら歩きましたが、見つけられませんでしたが、こちらで拝見して、あのときの敵討ちですね。

イチリンソウの画を見て、花びらにピンクの良い色が出ていたので、最初シラネアオイかと思ってしまいました。
しかし、当然の事ですがそうではありませんでしたね。

サイコクサバノオは未だ一度も見たことがありませんので、一度見たいものです。
トオゴクサバノオでさえも見た数は少ないのです。

今回の記事では三河の花と類似性があり、嬉しく拝見しました。

keitannさんへ、昨日の続きです。
目的の花というのはおそらく想像されたものと同じだと思います。昨年まではまだわかりにくくなっていたようですが、今回は一般公開みたいな感じになっていたようなので、同行した人たちはちょっと興ざめだったようです。いずれにしてもつぼみだったので残念でした。ただkeitannの記事の次に出てくるであろうピンクの花はかろうじていいものが見ることができたので、それで満足することにしました。
5月12日のkeitannさんの記事の「例年ですとGWの頃に見頃を迎えるシコクカッコソウですが、今年は4月の冷え込みのせいで花芽が上がるのが遅かったのか、連休が終わってから見頃を迎えたようです。」の冒頭の言葉で嫌な予感はしていたのです。本当に今年は花の開花が変ですね。
シコクスミレは岩場の同じもの(?)を見ましたよ。写真がピンボケになっていたのが残念でしたが・・・(最近カメラを変えたのでまだ慣れていないのです)。
続きをさらに楽しみにしています。


ぶちょうほう様、こんばんは。
シコクスミレは何も四国の固有種には限らないそうですが、どういうわけか
四国以外の場所ではあまりたくさんは咲かないみたいですね。
四国の山では結構普通に咲いていて、たまに群生で咲いているのも見かけます。
イチリンソウは香川の里山でもあちこちに咲くのですが、ここ皿ガ嶺では丁度
いちばん綺麗な時期に見られたようでした。
裏があまり紅が差さない個体もありますが、こんな具合に裏に紅が差したのは
ほんとになんとも言えず綺麗です。
着物は地味でも八掛に洒落た色を使っている美人のような感じでしょうか。
サイコクサバノオも本州ではほとんど見られないそうですが、四国の山では
結構、普通に見られる花です。
遠いですけれど、一度、四国の春の山にもおいでになってくださいね。

ルンバルンバさん、こんばんは。

例の花は、やっぱりあの花でしたか(^_^;
私があの場所を教えていただいたのは、もう5年ほど前のことですが、今では
かなりの方がご存知のようですね。
年々、踏み跡もはっきりしてきているようですし。
私が初めて聞いたときでも、かなりの盗掘で数が減っているとのことでした。
でも、一般公開みたいになったほうが、衆人の目があって、盗掘されにくくなる
かもしれません。
ピンクの花も私が初めてこの場所で見たときは、たった2輪しか咲いてなかったのです。
もう7年前のことですが、この花は種でずいぶん増えるらしくて、少し環境を整えて
やれば、数はうんと増えるようです。
私は今回の記事中では、ピンクの花のことはアップしないで置こうと思います。
もう、公然の秘密みたいなところもあるのですが、それでもやはり、貴重な植物は
場所を公開するのはどだろう?みたいな気がするのです。
シコクスミレは竜神平から風穴へ下る道筋にも多かったと思いますので、そちらの
ほうは画像は成功しましたでしょうか?
私もルンバルンバさんのアップを楽しみにしてますよ。

皿ヶ嶺は1年に1回と言わずに何回でも来て下さいね。4月から5月にかけては
keitannさんのデジカメが大忙しになることでしょう。私も今週の土曜日に行く
つもりです。4月は毎週行っていましたが、今月はまだ1回しか行ってません。

おいわさん、こんばんは。
皿ガ嶺はほんとに四季を通じて楽しめる山ですよね。

おいわさんのHPを通じて、ほんとに良い山を紹介していただいたことを
ありがたく思っています。
そういえば、皿ガ嶺に行った日もreikoさんたちと、おいわさんの作られた
東温アルプスの地図をもらいに行きたかったのですが、日曜日だったので
市役所が閉まっていると思い諦めたのでした。
他にもお尋ねしたいことなどもありますので、後からメールを出しますのでよろしく。

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