5月半ばの高知散策、その2、カザグルマとシュンジュギク
美味しい料理をいただいた後で、さて、今年もカザグルマを見に行くとしましょう。
カザグルマはご存知のとおり、日本に自生するクレマチスの一種で、ハンショウヅルの仲間と違い、大きな花を咲かせます。それだけに目に留まりやすく、その美しい花目当てに盗掘も絶えず、あちこちの自生地でもすっかり数を減らしてしまったという花です。
歩いていると、二年前と同じように、シュンジュギクの花がその辺り遺体に咲き乱れているのでした。
シュンジュギクは近畿以西の本州と四国に自生するキク科の花だそうで、ミヤマヨメナの変種だそうです。もっとも、私はミヤマヨメナを見たことがないので、比べることが出来ません。
ミヤマヨメナを改良したものがミヤコワスレだと思いましたが、こちらは初夏にムラサキやピンクの花をつけますが、このシュンジュギクもミヤコワスレにどこか似ています。
シュンジュギクが咲いている付近にはトサミズキも葉も見え、シライトソウも見えています。
風情のある花ですね。
シライトソウは東赤石山に嫌というほど咲くので、いつもそちらで見ていますが、東赤石では標高が1500もあるので、ここのものより、1ヶ月以上もあとに咲きます。
淡い紫色のようですが、ちょっと上のほうで咲きすぎていて、望遠レンズでも大きく写せません。
この日はあまりうろうろしませんでしたので、カザグルマの画像はあまり撮影していませんので、よろしかったら2年前のこちらの記事をご覧ください。
こちらはたまたま裏からしか撮れなかった画像ですが、裏側から見ても素敵な花だと思います。
アザミがびっくりするほど咲いていて、ツマグロヒョウモンが吸蜜にきています。
アザミって蜜が美味しいのでしょうか。
3月末にいつも香川の里山で見かけるヒメハギがここでもまだ咲いていました。
でも、節間がかなり伸びていて、早春の花とは風情が違うようでした。
見たことがない花です。
帰宅して調べるとヤマガシュウと言ってサルトリイバラの仲間なんですね。
ユリ科シオデ属だそうですが、シオデのほうは私はいまだに見たことがありません。
ヤマガシュウもサルトリイバラとの見分けが難しいように書いてありますが、サルトリイバラの花や葉は野山ではいつも見かけるので、ちょっと野山を歩く人なら、見分けは簡単だと思います。
オニドコロだろうと思うのですが、いつも見るオニドコロとは少し感じが違うようにも見えます。
小さなクリーム色の花を咲かせるコツクバネウツギも目につきました。
マルバウツギにコツクバネウツギ、5月はウツギの季節ですね。
もうそんな季節なんですね。
高知の車道のあちこちで見かけました。
香川ではあまり見かけないけどと、そのときは思いましたが、その後、香川でも結構見かけました。
高知で見た花は10日後ぐらいに香川でも咲くのです。
帰りは2年前と同じく、この沈下橋を渡って帰りましたが、2年前は車が川に落ちそうですごく怖かったのでしたが、今回は少し慣れたようです。
何事も慣れですね。
こんにちは。
カザグルマは後ろ姿も綺麗なんですね。
まだ見たことが無く、一度お目に掛かりたいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2010-05-30 12:08
そのうちに、日本から沈下橋はなくなるかもね。
投稿: あゆ | 2010-06-01 23:57
多摩NTの住人様、こんばんは。
しばらく留守にしていたもので、お返事が遅くなりました。
カザグルマは高知の自生地のものは白以外の色も咲くので楽しいですよ。
今では絶滅危惧種となってしまい、なかなか見られない花ですが、そのうちに
ご覧になれるといいですね。
投稿: keitann | 2010-06-04 23:08
あゆさん、沈下橋は同じ四国内でも、香川や愛媛ではあまり見かけません。
徳島や高知は降水量が多いせいか、沈下橋が多いようです。
でも、今から架けなおすとなると、やはり欄干つきの橋になるんでしょうね。
何となく郷愁を感じる橋です。
投稿: keitann | 2010-06-04 23:14