五月後半の散策から、その2、キバナウンランとミヤコグサ
五月下旬に、場所を変えて再度ドライブ散策をしたのですが、5月末~6月は野草も端境期と思っていたのに、思いのほかたくさんの野草に出会えました。
県内の散策なので、もう知らない花との出会いはあまりないと思っていたのに、初見の花を見ることが出来ました。
草丈は1mほどもあって、花の形を見るとリナリアの仲間だと言うことはすぐにわかりました。
私はまだ見たことがないのですが、海岸に自生する花でウンランと言うのがあるのは知識としては知っていましたが、この場所は山に近い場所でおよそ海岸とはほど遠いですし、草丈もウンランより大きそうです。帰化植物だろうとあたりをつけました。
帰宅してウンラン属で調べてみましたが、ホソバウンランと言うのは在りますが、この花の葉っぱは細くはなくホソバウンランではなさそうです。
海外のサイトでアルピナの仲間も見てみましたが、これを一つ一つしらみつぶしに調べるのもちょっと大変ソウです。
そんなわけで、久々に野草友達やら、野草サイトの知人の方の掲示板に貼らせていただき、お尋ねしました。
その結果、キバナウンランというご教示をお二人の方からいただくことが出来ました。
香川植物の会のHさん、そして野生植物写真館の宮本様、ありがとうございました。
キバナウンランで検索すると200件ほどヒットしますが、ヨーロッパ原産の植物であることがわかりました。
綺麗な花なので園芸用に導入されたものが逃げ出したのでしょうか?
また、アメリカのサイトを見てみるとアメリカでも繁殖力の強い帰化植物として警戒されているようです。学名はLinaria dalmatica Mill. です。
この付近はコゴメバオトギリやイタチハギなども多く、帰化植物が多いのは、何か理由が在るような気がします。
外国から飼料を輸入したとか、そんなことでもあったのでしょうか。
こちらも細かく観察してないので、後で西洋ミヤコグサでは?と気になりましたが、葉などに毛がなさそうなのでミヤコグサでしょうか。
マメ科の可愛い花で、庭植えにされても不思議ではないと思いますが植えているのは見ません。
こちらも帰化植物ですが、すっかり日本でなじんだ感のあるニワゼキショウです。
高知では白花のニワゼキショウを見かけましたが、香川ではやはり紫の花が多いようです。
かく言う私の庭でもニワゼキショウは大群生しています(^_^;
参考までに我が家の芝生庭ですが、少し放置しておくだけで、こんなに見事なニワゼキショウの花壇が出来ます(^_^;
話は5月末の散策に返りますが、この時期はちょっと郊外に出ると麦秋の時期です。
黄金色に染まった麦畑は讃岐に住むものにとっては郷愁をそそる光景ですね。
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